今シーズンを振り返って
ブラウブリッツ秋田の代表 岩瀬です。忘年会シーズンとなり私もスポンサー様の忘年会に参加する日々をお送りさせて頂いております。
忘年会とはその年の苦労を忘れる会とされていますが、当クラブとして今シーズンを振り返って忘れ去りたいことは一つもございません。
「苦労してないの?」そうとは言えませんが、苦労も忘れてたくはない貴重な一日一日を送らせてもいました。
2月の準加盟から始まった今シーズン。
クラブとしてのスタイルをチームに浸透させ、クラブのサッカーを色決めをする。
言わばクラブ哲学を表す基盤づくりの1年目としてスタートしました。
巧みなパスワークと積極的でアグレッシブなサッカーを展開するべくメンバーが新里GMのもと招集され、そのメンバーを統括できクラブの哲学を表現出来る監督として与那城ジョージ監督を迎え新体制はスタートしました。
結果は14勝8分12敗で8位。2010年の発足初年度と同じ過去最高順位となりました。私自身2010シーズンを選手として戦っていましたが、年々明らかにJFLのレベルは確実に上がっていることを感じています。
そういった中で同等の8位は、決して満足はいっていないものの、クラブ哲学を築きながらの結果として及第点だと感じています。
9月に行われた首位カマタマーレ讃岐との試合を勝ち切ったことは、今となってはJ2に昇格した讃岐を苦しめたとしてクラブとして胸を張れ、J2昇格への希望にもなっています。
天皇杯のJ1ベガルタ仙台戦は自分たちのスタイルを貫き真っ向勝負で0-3。運よくNHK BS-1で全国放送となった試合を観た方々からは「結果的には大きな差となっているが、内容は非常に面白かった」、サッカー界からは「ブラウブリッツ秋田のカラーが伝わった」と評価をいただきました。
ブラウブリッツに勝たなければJ2への復帰が断たれる西目で行われた町田ゼルビア戦。試合途中に大雨が降ってきたのにも関わらず、1244人の観衆は誰一人として席を後にしない熱戦を繰り広げました。
佐久で行われた長野戦でも優勝チーム相手に同等以上の戦いを見せ、ブラウブリッツ秋田の存在感を示せた試合となりました。
イメージって凄い大事だと思っています。自分たちがチャンピオンになるにはチャンピオンになるイメージを持つことが必要です。そういった意味では目の前で優勝セレモニーを観られたのも貴重な経験となりました。
ホームゲーム最終戦では松田正俊の100ゴールと勝利で締めくくり最高のシーズンとなりました。
また、1年を通じて本当に良い雰囲気で出来たことは監督をはじめチームスタッフ、選手達には本当に感謝しています。
シーズンを通してここまで成長を遂げられたチームに対し感謝するとともに、それを支えていただいたファン・サポーター、試合運営ボランティア、両面から支えて頂いたスポンサーの皆様に本当に感謝しております。
来期スタートするJ3。秋田で秋田のチームが戦うJリーグの試合が観られることを誰が予想していたでしょうか?
秋田県民の皆様、ブラウブリッツ秋田を愛する全ての皆様、その歴史的瞬間を見逃さないで下さい。
歴史的瞬間ではありますが、その瞬間はこれからの長いドラマの序章にしか過ぎません。
Jリーグ、いやサッカーの持つ力を是非ご覧いただければと思います。
※1月1日(水)エフエム秋田「BLAUBLITZ On the wave」出演者は私です。
Jリーグ開幕を連想させるあの曲が流れます。お楽しみに!あの曲を聞くと体が熱くなるのは私だけでしょうか?
↓写真は驚くほどの大きさでJリーグから送られてきたJの理念です。弊社社員は全員言えます。街中で見かけたら「Jの理念は?」と声をかけて下さい。言えなかったらお知らせくださいね(笑)