モノクロ写真はイチゴジャムの味
モノクロ写真はイチゴジャムの味
妻が手作りのイチゴジャムを。
美味だった!
昔学生時代に、九十九里とか松戸電車区などに行く際、駅までの間で昼食を求めました。
カメラに入っているフィルムは、もちろん、モノクロームでした。
昼食はどんなものかというと、食パンに、バター、ピーナツバター、ジャムなどを塗ったものです。
1斤の食パンを6枚切りし、2枚が一食分で10円。それに好みのものを塗ってもらうと、プラス5円。
田町駅へ行くまでの間に、そうしたパン屋が3軒ありました。
店ごとに細かな特徴がありましたが、価格は均一でした。
好みはピーナッツバターでした。
フラットな口さわりでしたが、リッチな気分になりました。
あのころのジャムはすべて、いちごジャムでしたが、赤いだけで
イチゴとは別物といえるくらい、遠い存在でした。
今回のイチゴジャムとは、品質も味わいも、天と地の差がありました。
出来たてだし、とにかく美味しかった!
でも昔を思い出すと、少しだけ悲しい味がしたものです。