その人の迷いを断ち切る手助け。それは自分への手助け。

投稿日：2016.11.05｜カテゴリー：オラクルワーク

　この話は去年の冬の話、自分自身に変化が訪れていること
　はわかっていたが、乗り越えるべき課題がまだまだ
　残っていたころの話。

　こんにちは。初めましての方もそうじゃない方も。
　SambaダンサーのMasashi（マサシ）と申します。

　とある山奥の友人の家に滞在しているときのことです。

　
　オラクルワークなんて言葉すら思いついていない、
　まだ十分に自分自身の役割に気づいていない

粗削りな状態。

　これまでにないくらい深いトランス。
　自分の意識がなくなりそうなくらいの深いオラクル状態。
　それほどその人に対するメッセージは重要だったのだと

思う。

　「お前はなぜ帰らない？なぜここにいる？
　自分の部屋で夜ごと表紙の赤い本、農業の本か？を読み、
　思いを断ち切っているつもりだろうが、

忘れられずにいるではないか。
　女性二人。子供とその母親。
　彼らに迷惑をかけ負い目を感じていると思っているのか？
　あの自動車事故で。雪道、クリーム色の軽自動車。

ラパン？彼女らは待っている。何故帰らない？」

その滞在中に初めて知りあって、

やっとお互いの名前を覚えたくらいの
　初対面の人に語り掛けてました。

　完全に僕の声、口調ではなかった。

　「!?なんで知ってるの？本のことまで」

彼は思い出していた。あとから聞いたが、ある子持ちの

女性との結婚に迷っていたらしい。彼らと本当に住んで

やっていけるのか、その土地で。

詳しい話は聞かなかった。

　ただ帰らなければならないことを思い出していた。
　
　彼はあと数週間は滞在する予定だったが、

翌日荷物をまとめて帰っていった。
　
　帰りがけ彼は泣いていた。
　「結婚することにした。迷っていたが、家も彼女ら

のために建てる。彼女らと暮らすよ。ありがとう」

　その時の僕は内心戸惑っていた。
　僕は一体なんてことを彼に言ってしまったんだ？
　
　ちなみにメッセージを伝えている間、

僕の意識はあります。
　あるけど僕自身がしゃべっている感覚はない。
　それくらい繋がっている？状態。

　その人の人生にかかわるようなことを
　初対面の人に言って、責任もてるのか？

　その後、僕はその人と会うことはなかったし、

連絡を取り合うこともなかった。
　人づてに彼は結婚して彼女らと一緒に暮らして

いるとは聞いた。
　　
　僕は熊本に来てから様々な人に出会い、体験を通じて
　それまでとは違う感覚に少しずつ目覚めていたが、
　それ以前から自分に染みついてた常識や既成概念は
　とても根深いものと改めて感じた。
　
　その時は戸惑い、驚き、一進一退。
　
　僕自身の中に何が起こっているのか。
　
　答えに行きつくまでには
　まだまだ課題が残っていた時期でした。
　いや、いまも残っているのかもしれない。
　
　自分と向き合い、過去とも向き合い、
　他者を通して課題に気が付き、
　乗り越えていく。