『8月15日』
みなさんこんにちは!
ギラヴァンツ北九州インターンの上妻です。
本日は本城陸上競技場サブグラウンドで行われたチームのトレーニングに行って参りました!
熱気ムンムンの中で行われた今日のトレーニング。今日焦点を当てたのはキーパー陣です!
「対戦してて一番いやだったのはドンと構えて、最後まで体勢を崩さずにプレーするキーパーだね。存在感があって」練習場に向う車の中でそう語っていただいたのは我らがEl Puente藤吉さんです。
やはりプロのゴールキーパーはその存在感が違います。プレーの1つ1つから迫力が伝わってきます。
グラウンダーのボールをキャッチする松本 拓也選手。
相手に正対してシュートを待ち構える武田 博行選手。
ステップを踏んでボールを体の正面でキャッチする武田 大選手。
このキャッチするときのバチンという音がたまりません。その音から強い存在感や安心感を感じてしまう私は変態でしょうか・・・(笑)
私自身10年以上ゴールキーパーとしてプレーしてきた為だと思われます。お許しください(笑)
「サッカーの試合に同じシーンなんてないんだよね。だから試合中にどんな状況になっても対応できるように練習のときから準備しておかないと」
豊島ゴールキーパーコーチの言葉通り、シュートストップのトレーニングはいつシュートが飛んでくるか分からない緊迫感の中行われていました。
試合中にゴールキーパーがボールに触れている時間はおよそ1分間だといわれています。その1分間のために試合中は声をからしてコーチング(味方への指示)をし、厳しいトレーニングの中でどんな状況にも対応できるような準備をします。
ゴールキーパーのトレーニングは躍動感があって見ていて非常に面白いものです。
皆さんも練習を見に来られたときはゴールキーパーにも注目してみて下さい!試合では1分間でも、トレーニングでは豊島コーチのもと、みっちりとゴールキーパー陣の美技を堪能することが出来ます(笑)
さて、本日8月15日は非常に特別な日です。
終戦記念日。
本城陸上競技場でも正午に黙祷が行われました。
一人の日本国民として非常に重要な意味を持つこの日に、広島県出身で戦争というものについて特に強い思いを持つ、渡選手にインタビューさせていただきました。私自身インタビューをしながら非常に考えさせられる内容でした。渡選手や広島の方々の思いを少しでも共有できればと思います。
―今日は8月15日の終戦記念日です。特に広島県出身の渡選手にとっては今日と8月6日が非常に重要な日であると思いますが、渡選手の思いを聞かせてください。
「広島の人はみんな8月6日がとても大事な日であるということをよく知っていて、小さいころの学習からもそういった部分がすごく身近にありました。去年広島を出てきて驚いたのが8月6日に対する認識の違いです。同じ日本の中でこれだけ認識の違いがあると言うことはショックでもありました。広島では誰もがこの日に対する認識を強く持っているので」
―やはり幼少時代からそういった部分について学習する機会が多くあったということですね。
「そうですね。物心ついたときからもう本当に身近にありました。今あの辛い体験を経験された方々が少なくなってきている中で、若い人たちが伝えていかなくちゃいけないなと思っています。それは広島の人だったらどんな人でも思うことだと思います。ぼくの祖父母もあの時代に生きた人たちなんですが、実際に体験した人の話を聞いたりしていると、簡単に言えることじゃないんですけど、大変だったんだなと思いますね。東日本大震災のあとも、戦争の後のような状況になっていましたが、一番悲しいことは、ああいった出来事が忘れられていくことだと思うんです。そうならないためにも僕たちのような若い人が伝えていかなければならないと。今回このように話す機会を与えてもらったので、これを読んでもらうことで少しでもそういった部分にもっと関心を持ってもらえればいいと思います。」
以上、終戦記念日のトレーニングと渡選手へのインタビューをお送りしました。
GVKインターン 上妻