『AWARENESS』(意識)
「かたちよりはいのち。
儀式よりは意識」
複雑(ふくざつ)なことを
単純(たんじゅん)にするために
システム化する時代である。
然れど物事を
分かり易くするための
合理的な手段だけでは
人の心は萎(な)えてしまう…
形式を重んじるあまり
生かされている実感を失い、
儀式を重んじるあまり
本質への意識をにぶらせてしまう…
数字に長(た)けていても
感性が麻痺(まひ)している者もいれば
学歴はすぐれていても、
人との関係になると
上手く行かない者もいる…
魂のロッカーは
「たとえ、人が全世界を手に入れても
真(まこと)のいのちを損(そん)じたら
何の得(とく)になるでしょう…」
と謳っている。
地位や名誉、
また富や名声があっても、
心の中に永遠にくちはてることのない
豊かないのちが無ければ
何の意味もないのである。
羊飼いにたとえられるJESUSは
「わたしが来たのは
羊(あなた)がいのちを得、
またそれを豊かに持つためです…」
と語っている。
また羊飼いから
イスラエルの王となったダビデは
「主(天地を、また人を
創造された大いなる存在)は
私の羊飼い。
私は乏(とぼ)しいことがありません…」
と謳っている。
主は羊なるあなたを
豊かな緑(みどり)の牧場にふさせ、
また潤(うるお)いを与えるために、
いこいの水のほとりへと導き…
あなたの魂(たましい)を
生きかえらせてくれる…
この方は昨日も今日もとこしへに
変わることなくあなたの側(そば)に
また中(うち)に、
共にいてくださっている…
人生の旅路(たびじ)は
「このわたしが道であり、
真理であり、
いのちなのです…」
と言われた方と出会う旅である。
あなたがJESUSを意識しなくても
JESUSは今、あなたを意識し、
知っていてくれている…
たとえ、あなたがこの方に
背をむけていても
この方はあなたに背を向けずに
あなたの傍(かたわ)らに
寄り添ってくれている…
儀式にとらわれるのでなく、
只、単純にあなたの意識を
十字架に架かってあなたのために
いのちをかけてくれた
魂のロッカーJESUSに
向けてみればいい…
求めよ…
そうすれば必ず与えられる…
今日という日が魂のロッカーに
意識を向けられる日となります様に…
『意識してみえないものを
みる目を養い育てよ…』
アーサー・ホーランド
2019.6.13
