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『DIFFICULTY』 (難しさ)

「難しさを知ることこそ、
己と向き合っている証し」
 
生きることは一筋縄ではいかない。
何が善で何が悪なのか、
何が正しくて何が間違いなのか、
白黒つけるのは時には簡単であるが、
はたして、本当にそれが知恵ある判断なのかは
これもまた難しい。
 
平和のない、忍耐が求められる娑婆(シャバ)にあって、
悩み苦しみ、生きることにおいての
難しさを感じることは大切なことである。
 
古い中国にこのような話がある。
二人の僧がいた。その二人が道を
歩いていると、風にはためく幡(はた)を見た。
 
一人の僧は、「動いているのは風だ」といい、
もう一人は、「いや、ちがう、動いているのは
幡だ」という。二人は喧嘩となり、
「風が動く」、「幡が動く」、と言い争った。
 
そこに二人の師がやってきて、僧たちに
こう言った、「動いているのは風でもなければ
幡でもない。二人の心が動いているのだ。」
 
言うは易く行うは難し、である。
人は己を棚に上げて言いたいことを言う。
 
わかったと思った時にこそ、
自分は何もわかっていないのだと
知らされる。
 
THE BIBLEには、
「裁かないように。それは
あなたが裁かれないためです」
とある。
 
パウロは、
「義人は一人もいない。
人はみな、罪人である」
と語っている。
 
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
ということわざがある。
謙虚な姿勢をもって、人と
接することの大切さを
教えられる。
 
罪とはギリシャ語で、「ハマルティア」と
いう。それは的はずれを意味する。
人は誰であれ、みな的を外して生きてしまう。
願わくばその弱さに気づき、
義の高嶺を目指して歩む謙虚さを
身に付けたいものである。
 
ヤコブは、
「大いなる方は高ぶる者を
退け、へりくだる者に恵みを
授ける」
と語っている。
 
言い争いは高慢な己が
なせる業である。
 
何も言わず、ただ黙って、
己と向き合い、己の弱さに
気づく時、そんな己を慰め、
抱きしめ、自立させてくれる、
いつくしみと憐れみに満ちた、
恵み深い存在に
目覚めさせられる。
 
弱いゆえにたくましくなれる。
わからないゆえに学べる。
挫折するゆえに、魅力的になれる。
 
今日という日があなたにとって、
勇気づけられる日となりますように…
 
「難しいゆえに、人は深みを増す」
 
2021年 2月 13日 土曜日
アーサー・ホーランド
 
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生年月日:1951年9月27日
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