丸瀬布の汽笛
丸瀬布の汽笛
「鉄道一眼動画で写真を楽しもう」という記事を『鉄道ファン』に連載しています。
小さいので目立たないかもしれませんが、20日発売の3月号で、2回目の記事です。
今回はSONYα7RⅡを用いました。スチールはフルイズ、動画はAPC-Cサイズになるカメラです。
雑誌とこちらに掲載した映像はすべて4K動画撮影し、切り出したものです。
夜景が中心ですが、現場には昼前に到着して望みました。
あいにくの雨模様でしたが、しっとりとした晩秋には、むしろふさわしく、
冷気を楽しみながらレール際を歩きました。
不思議なことに、夜間撮影中に雲が移動し、月が見え隠れしはじめました。
中秋の名月の前夜のことで、きれいに澄んだ月は、神々しくもなまめかしいほどの光景で、
雑木林の彼方浮かび上がってきました。
翌日、友人から俳句のメールが届きました。
自宅マンションのベランダから眺めた名月の光景が記されていました。
そうか、俳句ねぇ・・・と、誘発されて初挑戦。
3つ出来ました。
1 一瞬の 名月に沸く ビル狭間
渋谷辺りの雑踏を想像してみました。ビルとビルの細い隙間に名月が浮かび、
足をとめて見上げると、周囲の人たちも気づいて歓声をあげるという光景です。
私はこのとき北海道ですが、俳句はワープできるのが面白いと感じました。
写真や動画はこうは行きませんけどね。
2 足早の 雲間をおよぐ 北の月
一本調子。でもそれ以上に鉄道情景がありません。
3 雨宮の ドームをなでる 木の間月
軽便機関車を詠みました。これも一本調子だけど、ま、いいかと誌面の最後に挿入しました!
夏草や~の句だって、一本調子だもんとつぶやきながら・・・
初心者は恐ろしい!