下があるから上があり、その高低差に流れが生まれ道となる
いつも良い状態でありたいと誰もが思います
何かをするときは成就を、長旅や遠征では勝利や無事を、興す時は成功を願います。
人の原動力は心で、もちろん肉体のバランスは当然ですが、意思の強さがなければ何事も道を築けません。
人は慣れという要素を皆持っていて、良い面でも悪い面でも常にそれが働くことである意味均整を作り出しているといえますが、慣れが惰性へと流れて行くと意思そのものの波動も少しづつ削がれて行き、固めていたフィールドも緩んで行きます。
それにより調和やバランスが保たれるならば問題はないのですが、怠慢へと流れると大きな問題に繋がってしまう事もあります。
さて、常に刻々と変わる流れのなかで、例えば今がどれほど良くても永遠にそのままな訳はなく、その時々の変化に合わせて表面上はもちろん、意識も変えていかなければならなりません。
その移行に失敗すると先細りとなり、そこにどれほど物理的なテコ入れをしたとしても流れは止まります。
変化しなければならない時、それぞれがいただく繋がりに応じてそれができるか試されます。
つまり落とされます
その時に刻まれる苦渋が強いほど、それを転じるエネルギーにすることができます。
人の怒りや反発心は継続の原動力とすれば実はものすごいエネルギーとなる。
そう捉え始めると動じなくなり、今為すべきことが見えてくる。
それは一見遠回りのように感じるがそれこそが最初にはじめることで、その繰り返しが積み重ねとなり次の新しい均整へのスタートとなる。
その新しいフィールドをとれだけ更新できるかが人が為すべきことの一つなのだと感じる。
合掌 浄霊師 神島千尋
