名古屋東急ホテルにて八重山郷里素牛生産者の想いに触れて。
八重山郷里素牛生産者とお客さまとの交流会。
ことしも名古屋東急ホテルにてイベントを無事に終えることができました!
おはようございます。
ホテルの周年イベントとしてロワール鉄板焼にて開催されたイベント
「八重山の生産者を招いて」とは・・・。
「八重山郷里・石垣島きたうち牧場プレミアムビーフ鉄板焼コース」を堪能しながら
お客さま農家さんとの交流を楽しんでもらう企画。
このイベントの希有なことは、
一般的なお肉のイベントには、お肉を育てる肥育農家が参加するものなのですが、子牛の繁殖農家も参加する点。
どういうことかって????
日本の肉牛農家さんは大きく3種類にわけることができます。
①繁殖農家(母牛に種付し、子牛を産ませ育成し、子牛を家畜市場に出荷する)
②肥育農家(家畜市場から子牛を買ってきて、お肉用の牛に育てていく(=肥育する))
③繁殖・肥育一貫農家(すべて一貫でやる)
じつは繁殖農家さんのほとんどは、肥育農家に育てた子牛を託すため、
自分がかわいがって育てた牛さんがどこで牛肉になり、どこで販売されたのか、どのレストランでどんな方が食べているのか、流通過程を知ることができないのが一般的。
でも、このイベントに参加する八重山郷里素牛生産者グループでは、
八重山郷里の“信頼の絆”をお肉を召し上がるお客さままで繋げていきたい!
をスローガンに、自ら足を運んでお客さまの食シーンへアプローチするための活動をしています。
繁殖農家って、ある意味、24時間不休のお仕事
「育む」お仕事なので、母牛がいつ子牛を産むのか、子牛の健康状態はどうか、つねに体調管理に気を使い小まめな観察が不可欠。
1泊旅行も難しかったりするんです。
それでも、どうにか時間やお金をやりくりして、自分が育てた牛がどうテーブルに上るのかを知ろうとする気持ち。
私はとても大切なことだと思う。
【生産者の顔がみえる】の意味って何でしょうか。
確かに、食を扱う上で、流通過程をトレースバックする仕組み(どこで、誰がつくったものなのかを履歴管理されていること)が確立されていなければならないの当然のことです。
食の安全性を脅かすような問題が起きたとき、速やかに回収できないといけませんから。
でも、日々の『良いものづくり』で1番大切なことは
「お客さまの顔を生産者自身が見ようすること」。
こうした繁殖農家さんの想い、熱意に応えたい!
そんな気持ちで、八重山郷里の活動やイベントをサポートしています。
長くなってしまったので・・・
イベントの詳細は後日。。。
主宰:片平梨絵