消費者が求めるはちみつとは??
美容効果や豊富な栄養価が評価され、人気急上昇中のはちみつ。
とりわけ希少性の高い国産はちみつの需要は高まるばかり・・・。
あれ?
お肉の話じゃないの?と不思議に思った方・・・
安心してください!
はちみつ(養蜂)は畜産物なのです
こんにちは!
〜人とお肉をつなげるサイト〜Meat UP!主宰の片平梨絵です。
はちみつは畜産物ということで・・・
先日、『埼玉県はちみつ共進会』なるものに潜入してきました!!
共進会に聞き慣れない人も多いかと思いますが、簡単にいうと農畜産物の優劣を競う品評会。
どのはちみつが美味しいか??を審査し、今後の品質向上役立てるもの。
ご存知でしたか?
日本国内で流通するはちみつ4万2千トンのうち93%は輸入品(このうち77%は中国産)なんです!
国産はちみつは流通量の1割にも満たない希少なご馳走。
輸入品に比べはるかに高い価格で販売される理由にもうなずけます。
最近では、自家消費のため個人で養蜂するケースも増えているそうです。
私も毎年、同級生が採蜜するはちみつを楽しみにしています。
こうした国産はちみつの人気が高まる中、
埼玉県養蜂協会は、従来にはなかった“市場性”の観点を共進会の審査基準に取り入れています。
市場価値を高める=
「どのようなはちみつの味が消費者に好まれるのか」
大切なのは売り場で商品を手にするお客さまの声という訳で、
審査員に消費者代表の方々を招き、
養蜂専門家よりも消費者の意見や好みを重視した審査を行っているのです
埼玉養蜂協会ならではのおもしろいところデス。
共進会には埼玉県の養蜂家さんが採ったアカシア蜜35品、単花蜜28品、百花蜜72品の計135品が出品されました。
ズラリ・・・・すごい量!
審査項目は3つ
・糖度(等時計による計測結果が糖度78度以上)
・色沢(視覚)
・風味等(嗅覚及び食味)
まずは糖度測定。
ここで規定値78%未満のものははじかれてしまいます。
幸にも今回出品されたはちみつ達は、すべて基準値クリア
その後、審査員が視覚と嗅覚、味覚の審査
私も取材と称し審査員に混じりアカシア蜜と単花蜜を試食させていただきました。
甘い 同じアカシア蜜でも色の透明度、風味がさまざまなのがおもしろい。
日本養蜂協会の柳下浩幸理事によると
「アカシア蜜は透き通ったものほど純度が高く、
透明度が高くなるほど風味は減り、後味がスッキリする」そうです。
当然ながら、従来の価値観では純度が高いものが評価されてきたわけです。
が、、、純度が高いものを消費者がどう評価するかというと??
もちろん純度が高いものは美味しく食べやすく評価されるのですが・・・
この日、女性の支持が一番高かったアカシア蜜は、
香りがあり、甘みの特長がしっかりと残る蜜。
私には「純度が最も高いものに比べると若干、すっきり感は弱いのかな?」
と感じる蜜でした。
とても興味深い審査結果でした。
主宰:片平梨絵