「獣医師」と言う仕事について…
よく「獣医師になったのは動物が好きだからですよね」と聞かれます。
「動物が好き」
と言うだけの理由ではとても続きません。 獣医師になりたいと思うきっかけはそうかもしれません。 僕もそうでしたからね。でも、続かないと意味がありません。
獣医の仕事は「動物のお医者さん」として 病気やけがをした動物の治療を行うものと考える人も多いかもしれません。 実は治療を行う以外にもさまざまな仕事に携わっているんです。
公益社団法人「日本獣医師会」の規定では
獣医師の仕事として、動物の診療を含めて8つの分野に分けられています。
1)農林水産分野:家畜の診療や伝染性疾病の防疫、人工授精などによる改良など
2)公衆衛生分野:精肉時の検査、狂犬病などの人畜共通感染症の予防・研究など
4)バイオメディカル分野:動物・人体用の医薬品開発、実験動物の管理など
5)海外関係分野:発展途上国における家畜管理の支援、研究生の受け入れなど
6)動物愛護関係分野:動物愛護思想の普及活動、社会福祉活動など
7)野生動物関係分野:野生動物の保護、希少動物の人工繁殖や野生復帰など
8)小動物臨床分野:コンパニオン・アニマル(家族の一員である伴侶動物)の診療
見ていただくとわかるように、動物だけに限らず
人や地球環境などにも関わりのある仕事でもあるんですね。
でも、一番多いのは小動物などを診察する「犬猫」を中心とした「獣医師」なのです。
犬や猫は言葉が話せません。
治療の相談は相手は飼い主さんで「人」です。
これも良く言われるのですが
「獣医師は動物の言葉だけわかっていれば、人間が苦手でも出来る職業ですよね」
と言う事です。
僕はそうは思いません。
飼い主さんとコミュニケーションが取れなければ
病状も、今後の治療方法も、何も決められないんです。
獣医師がはある意味「接客業」の1つでもあると思う要素がある仕事です。
大切な「家族の命」と向き合う仕事です。
人ときちんと話せる事
人の話が聞ける事
これが、獣医師として前提として大切なことでもあると思います。
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