松井五郎&平原綾香
昨日の余韻、まだ覚めやらず。
松井五郎SONG BOOKSと題したコンサートにご招待いただき、
素晴らしい音楽を堪能してきた。
ナビゲーターは松井五郎さん。
歌い手は平原綾香さん。
歌が素晴らしいのはもちろんなのだが、
今回のコンサートは松井五郎さんが作詞された平原綾香さんの曲のみを歌うというコンサート。
しかも楽器はグランドピアノ、チェロ、バイオリンのみ。
ここまでダイレクトに言葉が届くシチュエーションはなかなかない。
そう滅多には聴けない。
平原綾香さんも
こんなコンサートは初めてですと話していた。
どんな賛辞の言葉も陳腐になってしまうほど素晴らしかった。
こんな空間にいられることはとても幸せなことだと感じた。
松井五郎さん
あらためて有難うございます。
帰りに購入した平原綾香さんのシングルコレクションのCD
今ヘビロテで聴きまくっている。
あの時間
あの瞬間に帰ることができる。
毎回『翼』でグッとくる。
ツーコーラス目のサビ後の歌詞にやられてしまう。
気になった方は是非『翼』という曲を聴いてみてください。
コンサートの後に少しだけ
松井五郎さんにお会いする機会をいただいた。
実は
コンサートが終わったらすぐに帰ろうと思っていた。
きっと関係者の方々で溢れかえっているだろうし（現にそうだったし、そういう場所は結構苦手だ）
松井さんにお会いしても何を話せば良いのやら（笑）。
さっきも書いたが
どんな賛辞の言葉も陳腐に思えたから。
でも
コンサートにお招きいただいたことはきちんとお顔をみてお礼を言わせていただきたいとの思いもあったので
恐れ多くもバックヤードのほうへと向かわせていただいた。
（スタッフパスも頂いていたし！これって来いよってことだよね笑？）
久々にお会いする松井五郎さん。
第一声に「よう！」と言って下さった。
…なんていうのかな。
僕のいる場所まで降りてきてくれるような、同じ目線に立ってくれるような
そんな感じ。
俺と君の間に
堅苦しいものはいらないんだよ。と言ってくれているような
そんな「よう！」。
…マジで泣くかと思った（笑）。
…嬉しかったです。
相変わらず、お優しい笑顔だった。
帰路の足取りはとても軽やかで
心はとても穏やかだった。
幸福を感じた。
このコンサートを拝見して
松井五郎さんという人が何を目指していらっしゃるのか
何を表現しようしていらっしゃるのか
ようやくその芯の部分を理解できてきたかもしれない。
そんなことを感じながら帰った。
松井五郎さんが全曲作詞してアーティストたちが曲を付け歌うというオムニバスアルバム
「風のよせがき」に参加させていただいたのがきっかけでご縁を続けさせてもらっている。
2012年に
そのCDリリースコンサートが原宿のラドンナで行われた。
もちろん僕も出演させていただいた。
そのコンサート終わりに
松井五郎さんが出演アーティスト皆の前で
「音楽をやめないで、何があってもとにかく続けて行って欲しい。」と話して下さった。
僕はその言葉がとても嬉しくて
励みになって
勇気を頂いた気がして
思わずデカい声で「ハイッ！！！」て返事しちゃったんだ。
ほんとに思わず（笑）。
恥ずかしかった（笑）。
周りも「え？！」てなってた。
俺自身も「え？！」てなったよ。
でも、
突き動かされたんだ。
厳しい現実の上で
それでも尚、温かく励まされるその姿と言葉に。
恥ずかしかったけど
返事してよかった。
まるで幼稚園児か小学生のようだったかもしれないけど
返事ができて良かった。
あの日の言葉と
自分の返事は
いまも脈を打ちながら
心の中に大切に生きている。
俺だけ一人ででかい声で返事してしまった恥ずかしさと共に（笑）。
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