アルツハイマー型認知症の診断薬を承認!
年内に承認される可能性があるみたいです。
この検査で「あなたは認知症です。」って言われたら嫌だなぁ〜。
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は10月31日、アルツハイマー型認知症に特化した診断薬アミヴィッド静注(一般名:フロルベタピル[18F])の製造販売承認を了承した。年内にも正式に承認される見通し。
アミヴィッド静注は、アルツハイマー型認知症が疑われる認知症機能障害を有する患者の脳内アミロイドβというタンパク質のプラーク(沈殿物)の蓄積を可視化することができる放射性医薬品。通常、370メガベクレルを患者の静脈内に投与した後、30分から50分後までにPET(陽電子放射断層撮影法)で脳内を画像検査する。
国内では、アルツハイマー型認知症を診断する医薬品はない。診断機器としては、フロルベタピル(18F)を医療機関で合成するための装置が既に承認されているが、同装置で合成するにはサイクロトロン(専用の加速器)を設備しなければならない。一方、承認される見通しのアミヴィッド静注を使えば、院内で合成する必要がないため、従来よりもPET検査にかかる手間を省くことができる。
海外では、アミヴィッド静注と同様の効能を持つ医薬品が欧米など33カ国で承認されている(2015年4月時点)。このほか、第一部会で了承された医薬品は以下の通り。