上を向いて歩こう
祖母の命日
一番心配された孫として
何も安心させられないまま
天国に行ってしまった
ラジオのレギュラーが決まったとき、
一番喜んでくれた祖母は
訳もわからず
高いラジカセを買ってきた。
どうやったら
おまえの声が聴けるのかと。
そのラジオ生放送のために、
祖母の葬式に出席出来なかったこと
しばらく心に重たかったなあ。
命日の今日、
信州駒ヶ根という地で、
障害者のみなさんに歌ってる僕を
祖母は見てくれてるだろうか。
そんなことを
上を向いて歩こうを歌いながら
ちょっと思った。