This is black history…
私はオタクだった
おうむもオタクだった
二人とも可愛げもなにもない、ガチなやつだ
遡ること中学1年生
私は何故かルパンとナウシカのオタクだった
当時はワンピース、ナルトがオタクたちの主流でルパンやナウシカの情報にはとても飢えていた
また、同じ趣味のオタク友達もいなかった
いちご100%なんてのも懐かしいね
おうむはワンピースとドラゴンボールが大好きだった
そんな二人はコソコソとアニメの話しで盛り上がるのである
私はルパン三世の石川五右ェ門に恋をしていたので、喋り方を真似ていた
人を呼ぶ時に「お主」
自分の一人称を「拙者」
この時点ですでに死にたいけど、メールでもそれを貫き通していた
時々ネットで「オタクの女で銀○みたいな喋り方するやつまじなんなのwwww」という書き込みを見るたびに過去の自分が蘇り、今の私を殺しに来るのである…
ちなみにこの侍口調をめぐって、おうむと喧嘩になったこともあった
『どっちが先にこの侍口調を発明したか』という内容の喧嘩である
実にくだらないし、強いていうなら侍口調を発明したのは江戸だか戦国時代だかの武士だろう
昔は生産性のない喧嘩もよくしたものである…
他にも黒歴史はまだある
私は小学生高学年の頃、なぜか小難しい小説を読むことに目覚めた
そのひとつが村上春樹訳の『ライ麦畑でつかまえて』だった
私は本の中の全てに共感した
そして主人公ホールデンになりきり、そしてあの村上春樹訳の独特な文体に酔った
当時、クラスの子達に流行っていたのは交換ノート
中でも私のクラスではその交換ノートの中で代わりばんこで、物語を書いていくことが流行っていた
内容は今考えてみたら小学生らしい、ファンタジーというかなんというか可愛いらしいものだった
村上春樹にかぶれていた私はその物語上で「やれやれ」を連発
気難しい言葉を使う登場人物を突然登場させたり、主人公の性格を私のターンで急激に捻くれさせたり、脈略なくパスタを茹でさせたりするものだから、いつも物語が私の次で止まってしまっていた
あの時は
(やれやれ…私の文章の高尚さについてこれないのね…)
などと思い込んでいたけれど、お話しは繋げられてないし漢字間違いもえぐかったし、知能の低さは丸出しな上に協調性のなさも丸出しだったんだなと、今は思う
あの時は突然パスタを登場させてごめんなさい
私の黒歴史に毒されたところで、友達の家の可愛いチンチラをみて、皆癒されてね!
黒歴史の旅はこれからもまだまだ続く…
◎ねくすとおライブ◎
9/12 新宿marble(りなちゃん誕生日後、初ライブ!)