先生

今日、久しぶりに俺の先生に会ってきた。

久しぶりに会った先生は、やっぱり俺の先生だった。

ここんとこ年イチペースでしか会えてなかったけど、全然久しぶりな感じもなく3時間、先生とよく行っていた店で肉をご馳走になりながら色々と話を聞いてもらい、そして聞かせてもらって、
お叱りも受けながら、刺激やヒントを色々ともらってきました。

先生に初めてお会いしたのは2005年。それ以来、先生からは沢山の教えや刺激をもらってきた。

守りに入りそうなときや心が折れそうなときも、先生がケツを叩いてくれたお陰で、リスクを犯しても獲りに行くんだという攻めの気持ちで、PRIDE~UFC~戦極と頑張ってこれた。
住む部屋や車を選ぶときも然り。笑

そんな先生との想い出は色々とあるけど、一番印象深いのは、2006年6月のPRIDEウェルター級GP一回戦の試合前の控え室でのこと。

その日は、
・初めての入場パフォーマンス
・2回戦からは地上波ゴールデンで放送されるという(結局されなかったけど)トーナメントの初戦
・だから何としてもイチコケは避けたいけど相手は超強いという前評判
・初めて「肝芽腫の会」の人たちが見に来てくれる
等々で、これまでで一番プレッシャーを感じた試合だったんだけど、

その「肝芽腫の会」の人たちを招待するのも、俺が子供の頃、プロ野球選手になったらやりたかったことをやったものだったから、正直、俺の気持ちの押し付けで終わらなければいいけど…という心配が少なからずあって。

だから試合当日、会の人たちが本当に会場まで観に来てくれて、どころか試合前に控え室まで激励に来てくれて、そんな皆さんとお会いしたときには、もう本当に嬉しくて嬉しくて、

ますます負けられない、絶対に勝ちたい!と思ったら、プレッシャーがMAXになって、そのプレッシャーと、会の人たちからの激励に感激したのとが重なって、目から心の汗が流れてきて止まらなくなってしまった。

そしてそのまま、心の汗垂れ流し状態で先生の試合前のコンディション調整を受けたんだけど、そんな自分に先生は、肉体的なコンディションを調整すべく手を動かしながら、精神的なコンディションが整うような言葉を静かに掛けてくれて、そのお陰で心の汗も止まって気持ちもだいぶ落ち着き、もうやるしかないんだって覚悟を決めることが出来て、

その覚悟とともに初めての入場パフォーマンスをやったら、元ネタが秀逸だったことと、協力してくれたチームのお陰で、宴会芸レベルながらもソコソコ受けて、

試合も開始直後は大ピンチに陥りながらも何とか勝つことが出来て、

大会終了後には、試合で負ったダメージと疲れで心身ともに、いま振り返ってみても、これまでのキャリアの中で一番ボロボロだったにも関わらず、試合を観に東京まで来てくれた、当時お付き合いしてた大阪の彼女と合流して新宿のホテルでお泊りしたんだから、我ながらアッパレだったなぁ。

でも試合前の先生との時間がなかったら、あの日の自分はどうなっていたか分からないなって今でも思うくらい、本当に先生の存在に救われた試合でした。

で、そんな想い出話をしている今の俺はといえば、この2年半の見るに耐えないダメっぷりで、これまでに経験したことのないどん底まで一気に落ちてしまった。その落ちっぷりたるや、一人リーマンショック状態。
かと思いきや、時を同じくして、先生もどん底まで落ちていて、今思えば二人リーマンショック状態だった訳なんだけど、

でも、さすが俺の先生、もう既にそこからは抜け出していて、1年半ぶりにお会いした先生は、また以前のような、どころか、これまで以上の輝きを放っていました。

そしてこれまでと変わらずに、綺麗事を言うことなく、超現実主義でダメなところはダメと叱ってくれて、叱るだけではなく、じゃあどうしたら良いのか、どんな考え方、アプローチの仕方があるのかといったヒントも話してくれました。
この2年半、なぜ俺が格闘技選手として一気に転落したのかという、先生の視点から見たその要因も。

それについて色んな問答を経て出た先生の見解が、もう笑っちゃうくらいに当たっていて、

これまでも似たようなことを、表面的な印象だけを見て言う人はいて、でも自分ではそれを絶対に認めたくなくて、認めてこなかったんだけど、

こちらがぐぅの音も出ないような、きちんとした科学的根拠を示されて、そしてそれを言うのが先生だったら、これはもう認めざるを得ませんでした。もうね、僕が間違ってました、すみませんでしたって感じで。

そして、昔もよくこうやってダメ出しされたなぁって、懐かしかった。

店を出るときに、さっき久しぶりに会ったときのアンタより、今(先生と肉食いながら3時間過ごした後)のアンタのほうが、傍目から見ても分かるくらい元気になったよって言われたんだけど、自分でもそう思うくらい元気をいただいて、
またメシ食いたくなったり話したくなったら、いつでも連絡して来いって言ってくれたし、

何より先生のお陰で、この一人リーマンショックの原因が、科学的根拠からちゃんと分かった=その対処法も分かったから、気持ちも一気に晴れてきて、

この2年ちょっとの間に、これまでのキャリアで築き上げてきた何もかもを失うくらいの醜態を晒して恥を掻いたんだから、あと少し恥を上塗りしたって大して変わらんだろ。だったらもう少し、恥を掻きに行ってみるのも悪くないかな。
どん底から抜け出して、以前に増して輝きを放ち始めた先生に置いて行かれないように、俺も先生に続いて、脱リーマンショックだ。Yes,we can!

なんていう、まぁ開き直りなんだけど、あの頃の攻めの気持ちに近いものを久しぶりに感じることができた。

でも、もしもう一回恥を掻きに行くにしても、そのための準備や、最近恥を掻いたときに負ったダメージを考えると、さすがに今すぐにという訳には行かないし、
自分の気持ちがどうなるかも、少し見る必要があるんじゃないかとも思うし、だから今は焦ることなく、敢えてしっかりと休みを取ろう。

最近の俺は試合はダメ、普段もトレーニング以外では引き篭もるしで、交友関係はほぼゼロに等しくなって、あぁ俺は本当に一人になっちゃったなって思うことも少なくなかったけど、

でも先生や、こないだTwitterに書いた「仲間」がいてくれている俺は、もしかしたら恵まれているのかもな。

今日の先生には、6年前の試合のとき以上に助けられたかも知れないし。きっとそうに違いない。

それも、先生がどん底から抜け出した要因となったものがそのまま、この浅学非才のひとリーマンショックの原因究明に結びついたんだから、これはもう、運命的なものを感じずにはいられません。

先生、ありがとう。

今日の先生の教えに従って、僕の☆欲も昔みたいに戻ったら、きっときっとあのグラビアのコと引き合わせてくださいね。
もしそれが実現したら、僕はそこにも運命的なものを感じずにはいられません。

先生、ありがとう。


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郷野 聡寛(ごうのあきひろ)
体格:176cm 78kg(試合時体重70kg)
経歴:第4代全日本キックボクシング連盟ヘビー級王者、PRIDEウェルター級GP2006第3位
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