カプセル到着まであと100m
今さらながら、チリ鉱山事故について考えてみる。個人的には秋から冬のこういう季節で、集団で何処か一カ所に閉じ込められている状況の人たちを見ると、なんか人ごととは思えないからだ。
今年夏に落盤事故が発生して、はや2ヶ月が経過しようとしている。きっと差し入れられたであろう電灯以外はロクな電気などもないのだろうから基本的に暗いところで生活していると思う。地上から送られてくるホットミールを食べながら、星の見えない洞窟の天井を見ながら33人もの人がじっと救出を待っているのだ。きっと地球の裏側で想像しているものより過酷な生活のはずだ。
確かに複数の人間がある決まった場所に閉じ込められていれば、精神的にもかなり異次元に突入していると思う。覚えがある。大丈夫だろうか。今、関係各位の努力によって、あと一ヶ月ほど遅いと見られていた救出用トンネル開通が残り100mだという。
彼らがずっと夢見ている、地上の楽園まであと僅か。どうか無事に救出されますように。そして今回の事故で浮気してたのがバレちゃった人も、是非頑張ってほしい。