大不況の中で、ラジオもスポンサー離れが激しい!
なーんて生放送でしゃべったら、ラーメン屋の熱い店主が、
「うちから生中継入れて下さい!」と名乗り出た。
生中継は営業枠だから、スポンサー料がかかるのだ。
その男は、松本市にある行列の出来るラーメン屋
「寸八」の堀江店主だ。
彼は、ずーっとグルフラを聴き続けながら、不遇な下積み時代を頑張り、小さな八席だけの店を独立オープンさせた。
子供が産まれたばかりだった。
苦労を妻にかけながら、必死にスープを作った。
いつも、ラジオからの僕の声に励まされて、いいラーメンを作っている若い奴がいると雑誌の編集長に聞かされ、是非食べに行こうと思い、連れて行って頂いたことがあった。
ひっそりと見落としそうな店のカウンターに座り、小さな子供を抱きながら見つめる奥さんの前で、出されたラーメンを頂いた。
感動した僕に、彼は店の壁一面に言魂を書いてくれと言った。
「夢を追うならば
歩けないのに走るな
走れるのに歩くな」
彼と語り合った。
「店、少しずつでかくしような」
彼は、店を少しだけ大きくした。
行列が絶えず、コンビニが出したカップラーメンは、日本一の売上を記録した。
僕の歌「ラーメン屋ブルース」を書くときに、いつも彼の事を思い出していた。
昨日のグルフラに、突然生中継が入ったのはビックリしたよ。
本当に聞いてなかったから(:_;)
ちくしょー!
カッコイイ男だぜ。
負けてたまるか!
ありがとうな、
堀江、、、m(__)m