先週腕を怪我した直後思ったことは、
FA CUP間に合う?
でした。
FA CUPとは、リーグ戦とは別で、CUP戦です。
日本でいう天皇杯で、優勝するとACL(アジアチャンピオンズリーグ)に出れる可能性が高まる大会です。
バンコクグラスは準決勝まで勝ち上がっていて、リーグ戦は残念ながら優勝に手が届かないので、FAのタイトルを取ることに全力を尽くそうとしています。
10月29日に準決勝だったので、怪我の直後はギリギリ間に合うかなぁと、多少安心してました。
負傷翌日。
まさかの準決勝の日程変更。
10月4日に。
えっ??今週??
何かのイタズラとしか思えませんでした。
靭帯の痛み、そして、大事な試合に間に合わない心の痛み。
負傷してから1週間後の昨日。
準決勝が行われました。
一昨年、手首の骨を折りましたが、ギブスをすれば問題なくプレーできました。
でも、今回、ひじは別物ですね。
自然と腕を下げてるだけでも、激痛。
痛みで腕を上げれない。
正直、日常生活すらできないこの状態でプレーするのは無理だ、って思いました。
でも、嬉しい事にチームは必要としてくれました。
迷惑をかけてしまうから、100%で出来る違う選手を出したほうがいいとも伝えました。
最後は剛志次第と。
今までプロ生活でこんなに必要とされた事はありませんでした。
山形の奥野さんの時も同じ事を感じましたね。
前にも言いましたが、監督に信頼してもらってると感じると、選手は自然と伸びます。
選手は監督次第だと。
もちろん最低限の選手の質もありますが。
その信頼が、選手の自信になるんです。
自信を持った選手は本当に強い。
見違える程良い選手になる。
自信を持てって、簡単に言いますが、何かしらの結果がないと自信は持てないと僕は思います。
その思いに応えたいと思いました。
昨日、後半途中から出場。
痛み止めの飲み薬、注射。
出来ることすべてしました。
1-1で決着がつかず、延長戦へ。
無我夢中でプレーしました。
そして、PK戦に。
3人目のキッカーは僕。
決めることができ、
そして、勝ちました。
本当に嬉しくて言葉にならなかったです。
悪化する恐怖、倒れた時どう受け身を取るか、不安いっぱいでしたが、
何より選手として必要としてくれてるのが伝わり幸せでした。
このチームでタイトル取って、日本に凱旋したい。
決勝は3万~4万人入ると言われています。
最高の舞台で、ヒーローになれるように。
決勝までは少し時間があるので、ひじを出来るだけ治します。
心配して頂いた皆さんありがとうございました。
また明日からトレーニング頑張ります。
(めちゃ暑いのにひじのテーピングを隠す為に長袖を着てます。笑)