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この国の心

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大雪の遅延の中
電車で移動していた時の事


とりあえず空いた席にそっと座り
両側の方に迷惑にならないよう身動きせず2、3駅。


乗り降りの中でおばあちゃん二人が乗り込んできた
ドア近くの席だったので私はすぐに立ち上がったのですが
同時に私の両側の方々も示し合わせたようにスッと立ち上がりました。


とりあえず「どうぞ」と言うと
申し訳ありません・・・と頭を何度も下げて
一緒にいたもう一人のおばあちゃんに「座って」と言い座らせました。

しかしそれを言った本人は座ったおばあちゃんの前に立って座ろうとしません。
何か意図があるのか・・・と思いしばらく様子を気配で伺ってましたが
荷物も多いので「座っていいですよ」とそっと伝えると
「あ、ありがとうございます」と言いながらも
3人立ったので席が3つ空いているのを、逆に申訳ない・・・と。

荷物が多くて場所も取ってしまうという申訳なさと
少しでも皆さんの邪魔にならないようにと、くっつくように寄り添っていて・・・

次の駅に着いたとき、大勢入ってきますので座りましょう^^
というと「じゃ、すみません」とちょこんと座り、はあ、と一息ついていました。

 

私は昔から気を遣う事を当たり前と感じておりました
配慮とか気配りにできる感性を大切に思っております。
日々多くの方とお会いする中で、極端な自己中心的な考えに偏り
本来の道を見失い、今その出来事が人生のすべてとして苦しんでいる方が
とても多いことを痛感するこの頃の中で

座りたいと思いつつそれでも配慮を怠らない心が
実はこの国の本来素晴らしいと言われている根本であるということを
思い出す瞬間だったと感じました。


当たり前なことですし
いちいち大きな話にすることでもない
ほんの一瞬の出来事なのですが
とても大きな一瞬だったと思います。

もしおばあちゃん二人がそのまま普通に座っていたら
そこで終わっていた話なのです。

 

そして頭に浮かんだものは一つだけ

今、自分がどうな状況であろうが
どれだけ苦しかろうが
手を合わせる瞬間だけは自分のことは忘れて
他を思うことが合掌である、ということ。

なぜならば、それ以外の起きている時間はすべて
損得勘定で動いているのだから。

そして他とは、心で視える世界をさし
そこにある光をいつも大切にできるかどうか
教えてくれているのが
目で見える世界の苦の意味でもあるのです。


先の電車移動の後、
メディア関係の方々と会議をしたのですが
議題は重い内容であり、かなり白熱したやり取りでしたが
結果的に大きなビジョンが見えるものとなりました。


心に描かれた答えは成るようにつながって行くと
私は確信しておりますし
成すべく今できることを精いっぱい動くことが大切。

そこに介在する縁は必然であり
自らが通すべくを積み重ねているなら
結ぶも去るも流れの一つ
そこまで来たら我はすてて自然に任せてみるもまた大切

 

 

 

合掌  浄霊師 神島千尋

 

 

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所属事務所:千火堂
出身地:長野県佐久市

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