「幸せの鐘」
大人になるということ☆★☆
ぷううううううううう！！！！（唐突に）
プーと大人になった僕をしらたまんと一緒に観にいきました☆★☆
むしろかわいいものに目がない私がおねだりして
一緒に観に行ってもらった（笑）
ネタバレする気はないのですがネタバレになるかもしれないので
ネタバレ見たくないよって方はお気をつけください☆★☆
開始数分でプーのあまりのかわいさに鼻息が荒くなり
（明らかにあやしい人・・・そしてしらたまんに笑われる）
さらにしばらくして３、４回くらい泣きました。
プー・・・声がおっさんじゃんねえか！！！！！とか言っててごめん。
なんかもうそのかすれたおっさん声ですら今は愛しい・・・
愛くるしくて愛くるしくて私だったらもう
森に永住しそうな気がする。
ああでも仕事が・・・仕事が・・・
という現実が大切なのも分かる。
「ライフステージにより友達は変わる」
これ妹に言われた言葉なんだけどすごく分かる気がする。
みんな変わっていくんだ。
環境が変わる。生活が変わる。性格も変わっていく。
守るものが増えていく。
年をとるってそういうことだと私は思う。
小さい頃は泥んこになってかけまわっても
棒を振り回してチャンバラしてても
秘密基地を作って遊んでも
何もかも自由だ。
子供は大人に守られてるから。
だけどそんな子供も大人になっていく。
守られる側から今度は守る側へと成長していく。
年老いていく両親のこと、共に育った兄弟も大きくなって
人によってはいずれ素敵な人に出会えて
結婚して子供が出来て・・・と
どんどん守るものが増えていく。
人生は結局戦いだ。
誰が誰を出し抜いた、あいつはああだこうだ、
騙してやろう、利用してやろう、
大人のそんな汚い部分を見ながら自分もどこか汚くなっていく。
主人公がリストラする会社の人間を選んでいるシーン、
そのあと森の中でプーが友達じゃないの？と問いかける純粋さに
ぐっと胸を掴まれるような気さえした。
「仕方ない」そんな言葉を盾にして人は時に優しさだとか
あたたかさだとか純粋さだとかを捨てることがある。
ただ笑っていられたことが
ただそばにいて優しい気持ちになれたことが
大人になるとどんどん遠くなっていく。
「あなたはいいよね」
「出来る人間には分からないだろ」
「この偽善者」
子供の頃だったら言えたかもしれない。
「どうしてそんなひどいこと言うの」って。
だけど大人になるとそんな言葉にも
ただひたすらじっと耐えて我慢して。
空気をよんでるんだ、相手にしていないだけさ、
自分さえ笑っていれば波風たたずに平和にすむ。
そう言って誰とも分かり合おうともしなくなっていく。
守るものが増えていけば増えていくほど
自分自身でさえ自分の本音も
だんだん分からなくなったりして。
大人になったら駄菓子屋さんのお菓子買いしめるんだ～とか
大人になったら叱られなくなるぞ～なんて
そんな単純なことばかり考えてたっけ。
早く大人になりたいな～なんて思っていたのは
大人を知らない子供だからで
いざ大人になってみれば
自分が子供の頃はいかに純粋で何も知らなくて
守られていたか身をもって知ることになるんだなって。
プーと大人になった僕はそんな気持ちにさせられる映画だった。
子供のように「何もしない幸せ」って
自分の生活のどこかに取り入れたいよね。
いつも武器を持って人生を生き抜いていく大人だからこそ
時にはその武器を置いていい意味で
何もしない時間があってもいいのかもしれない。
そりゃずっと何もしないわけにはいかないだろうけどさ（笑）
たまにはね。
私もそんな時間を人生に取り入れていきたいなぁと思いましたわ☆★☆
