サンパウロ国際空港なう。

ベンケイが活動拠点を移すことになり、
でも、まだ移転先が幾つかの候補の中から絞られてなくて、

これから少しの間、視察だったり手続きだったりで、
ベンケイがあまりトレーニングを見られなくなるということで、

ずいぶん前から、なかなかのサイズ＆数の
関節ネズミが住んでいる俺の右ヒジも限界が来て、
昔からの俺の主武器である右ストレートが
全く伸びなくなってしまったので、

ベンケイと話をして、試合も終わったし、
今がヒジの手術をするにはベストのタイミングだなということで、
一度日本に帰って手術を受けることにしました。

そのために、今、日本へ帰っています。

ビザの問題がクリアされて以降、
日本に帰るのは、ブラジルでの結果が認められて、
日本で俺の試合が組まれたときだと心に決めていたから、
今回の帰国は正直、物凄く不本意なんだけど、
でも、更に前に進むにためには仕方ない。

チームの皆も一時的にそれぞれの場所へと散り、
ベンケイの次の活動拠点が決まり次第集合して、
またチームとしての活動を再開する感じ。

そういうこともあって、俺が日本へ帰る前に、
今はリオにいてOxygym Fight Teamを不在にしている
俺の柔術の先生、メニータイムスチャンピオンのエドソンと、
俺の試合に向けてずっとスパーリングパートナーを務めてきてくれた
柔術黒帯のネトが連絡を取り合って、
俺に柔術の紫帯を出してくれたり、

一昨日は皆でダウンタウンにある日本食レストランに行って、
お疲れ様会＆俺の祝勝会＆近いうちの再会を誓っての決起集会
をしたりと、パッキングと相俟って、
睡眠時間もロクに取れない数日間だったぜ…

ベンケイが活動拠点を移すということは、Oxygymと、
ジムのあるグラマド、ずっと住んでいたカネラという町には、
もう戻って来ることもないかも知れないワケで、
そう考えると物凄く寂しくて、数日前からおセンチな気分に。

この4ヵ月半、ブラジル南部の、
静かで、住んでいる人たちもフレンドリーで優しく、
夜中の女の一人歩きも平気なくらい平和だという、
これっぽっちもブラジルらしくない田舎町で、
この4年間で落ちるところまで落ちた俺の格闘技人生、
いや、人生そのものと言っていいよな、
それが良い方向へと大きく転換されたに違いない、
本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。

これだけ大きな人生の転機となる時間を過ごした場所だからなぁ、
うーん、やっぱり何があっても、この先、絶対に一度は戻って来たいね。
うん、戻って来よう！

と、そんな話を、
サンパウロでの飛行機の乗り換えの待ち時間を利用して、
ご報告まで。

ブラジルに来る前に楽しみにしていたアサイーは、
寒いブラジル南部には全く存在していなかったので、
今、サンパウロの空港でアサイードリンク飲みま栗と栗鼠。

アサイードリンクだけでお腹いっぱい、
略しておっぱいや……

しかしここのアサイードリンク、
原材料にアサイー、ガラナ、バナナって……

そんなんをこんなん飲みまくったら、
俺のバナナは、俺のバナナは……


そんなバナナ！


という事態に……

なりま千レアル≒46,000円。
成田までの残り32時間、頑張ります。


写真は紫帯を取得した俺を祝福してくれるチームの皆と、
日本食レストランでの食事会。
とてもうれしい！たのしい！大好き！な時間でした。

それと、今朝、
空港行きのバスターミナルまで送ってくれたベンケイと、
そこまで見送りに来てくれた、
俺が2試合した『The Hill Fighters』運営スタッフの女のコ17歳（！）。

ブラジルに来てから、なんつーか……
4年前に止まった時計の針が再び動き出したという、
まさにそんな感じがしています。
俺はベンケイに、ブラジルに、選手生命のみならず、
人生を救われたんだろうなぁ。

最初の1ヶ月は何もかもが上手く行かなくて、
本当に苦労しかしていない感じで、
「ブラジル○ね！」
なんて毎日のように思っていたけど、
それが、先週の試合のときには、
ファイトパンツに日本とブラジルの国旗を入れるまでに。

今回も飽くまでも、手術のための一時帰国で、
ブラジルにASAP戻りたいと思うまでになってるし、
日本滞在中も17歳とポルトガル語でメールして、
ポルトガル語もガツンと上達だな！
フフフ……

ちなみに俺は彼女に、


Uncle Gono（アンクル・ゴーノ＝ゴーノおじさん）


と呼ばれています。
それ、アンドレッサと同じ……


だよね。


この数日間、書きたいことが色々あったけど忙しくて書けなかったから、
次のアメリカでの飛行機の乗り換え待ちのときや、
日本に帰ってからまた更新しますので夜露死苦！

って書いて更新しようとしても、
Wi-Fi電波マークはフルで立っているのに繋がらないという、
ブラジルではよくあるパターンが空港でまで起きやがって送れず、
実は今はもう、シカゴでの乗り換え待ちなのです。

で、シカゴでも同じ事が起きていやがって、
しかたなくノートパソコン開いて書いています。

ので、写真は日本に帰ってから、スマホから更新しますので、
そこんとこ夜露死苦です……

ネット環境はホント日本が最高。
今回も長々と失礼しました。

では。