15℃を下回ると虫は鳴かなくなります。
おはようございます。
9月13日。日曜日。
今日の東京地方は曇り。時々晴れ。
最高気温はは28℃、最低気温は23℃予想です。
台風と豪雨と地震が去って
一気に秋めいてきました。
水害が大きかったので野菜の値段の高等が心配ですね。
今の時期は
24節気では白露。
処暑が終わり9月23日の「立秋」に向けての時期です。
昔の日本人は、この時期野原の草木に早朝に降りた露が
白く光っているように見えるののを夏から秋への目印にしました。
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白露 (はくろ)
9/8頃八月節
陰気ようやく重なりて露こごりて白色となれば也(暦便覧)
野には薄の穂が顔を出し、秋の趣がひとしお感じられる頃。朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さを感じさせる冷風が混じり始める。
(こよみのページより)
72候では
「鶺鴒鳴(せきれいなく)」です。
鶺鴒は、水辺にすむ鳥ですが、民家の軒下などにも巣を作る鳥。
「古事記」にも表れ、イザナギの尊とイザナミの尊が愛を交わす場面で
鶺鴒の尾の動きを模したともいわれます。
鳴く、といえば、
秋の虫。
東京では今、秋の虫の音が全盛ですね。
「地虫が鳴いたら夏が来る」と言います。
道路を歩いていたら、ジー、ジーという虫の音が、
4月の終わりから5月になると聞こえます。
秋のこの時期は、コオロギなどの虫の音の王者が奏でるオーケストラ。
鳴いている虫は、大体、
マツムシ、鈴虫、コオロギ、ウマオイ、クツワムシ。
虫は、オスだけが鳴き(例外はあります)、
メスに対する求愛と、
なわばりに別のオスが近づいてきた時の威嚇のために
鳴いているようですね。
虫たちも必死に生きているんですね。
秋でも高山や北海道などに行ったら、東京では鳴いていたのに、
全然、虫の声がしない、というのには理由があります。
虫は大体、15℃から30℃の気温の時にしか鳴かないようです。
(夏の蝉は別にして)
ですから気温が下がって15℃を下回って来たら虫の声は聞かれなくなります。
秋のこの時期だけの特別な音楽なんですね。
私は、鳥取の田舎育ちですので、虫の声を聞くと心癒され安心します。
日本人のDNAには、虫の声=秋=収穫
が刻まれていて、虫の声を聞くと
心癒されるようになっているのかもしれないですね。
今年も秋がやってきました。
1年で最も心癒される時期です。
この時期を過ごすことができる幸せを噛みしめたいと思います。
それでは。
皆さまも素敵な秋の一時をお過ごし下さい。
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