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31.大切なのは、一度も失敗しないことではなく、失敗するたびに立ち上がることである(3)

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 大病を患った人は、その病気を克服したとき、口を揃えて「人生が輝いて見える」と言うそうです。私には大病の経験はありませんが、この気持ちは非常によくわかります。勇気を出して行動し、試練を克服した人にしか新しい世界を見ることはできません。

 

 私がこれまでに挑んできたチャレンジは、確かにスケールは小さいかもしれません。しかし、私が誇れるのは、失敗しても失敗しても、そのたびに立ち上がってきたことです。

 

 先日、講演に引っ張りだこの人気コンサルタントと食事をしたとき、お酒の勢いもあって随分と雰囲気が和んでいたので、私は「何か恥ずかしい失敗談はありますか」と冗談めかして聞いてみました。すると、彼は非常に含蓄のある回答をしてくれました。

 

 「失敗談はあります。しかし、『恥ずかしい失敗談』はありません。そもそも、失敗は恥ずかしいものでしょうか。私は、『失敗が恥ずかしい』という人は『ナルシスト』だと思っています」

 

 「なるほど」と思いました。彼に言わせれば、スピーチでとちっても、「とちるスピーチをするのが自分」だと思えばいいというのです。確かに、スピーチで失敗したくらいで非難はされませんし、それで人間としての評価が下がるわけでもありません。ましてや、スピーチ一つで人生が崩壊してしまうことはあり得ません。

 

 本当に「恥ずかしい」のは、「恥ずかしいと思う心」であり、また、そうした気持ちに負けて「チャレンジを避ける行為」であると、彼は最後に付け加えました。

 

 ナルシストで生きるほど辛い人生はありません。失敗しても、「貴重な経験をありがとう」というくらいの気持ちで、それを反省材料にまた立ち上がればいい。

 

 私はそう考えますが、みなさんはどう思いますか。

 

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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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