教育的競技思考
出場し、問題になりました。
しかも、全国大会で。
それで、ルール作りに発展しました。
こんなことまで。
タトゥはファッション。
でも、
英国や米国でも、
公的には厳しいルールが
存在している。
日本が世界に広めた柔道は、
急速に競技としての発展を遂げましたが、
その教育的な側面は、伝聞、継承が後回しになってしまっていました。
山下泰裕先生が主宰している
柔道教育ソリダリティは、
懸命にその遅れを取り戻すべく、
世界に柔道の教育的側面があることを
まさに教育すべく活動しています。
どのスポーツにおいても、
日本ではまず、
礼に始まり礼に終わることや、
始めと終わりの掃除や、
相手や仲間に対するリスペクトを
学ばせます。
日本のサッカー少年たちが、
Jリーグの試合前に、観客席を雑巾がけしていることを、世界のサッカーファンはどれだけ知っているでしょうか。
タトゥを入れた少年を
指導した親と恩師は、
勝てば良いという、
教育欠落があったのだと思います。
柔道は、
五輪競技で唯一、
相手の首を絞め、腕を折ろうとしてよい
競技です。
だからこそ、教育的競技思考は決して
欠落してはならないのです。
柔道家の端くれとして、強く思います。