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【質問のお返事】自由診療について

Facebookには『お知らせ機能』というものがついていて、過去に自分がどんな投稿をしたかを教えてくれます。


今朝のお知らせを受け二年前に書いたものを読み返してみたのですが、質問を受ける機会の多い《歯科における自由診療の捉え方》についてコンパクトにまとまっていたのでブログにもUPしますね。








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こちら二年前の日経新聞の記事です。

気になるのは真ん中の「インプラントや金歯…健康保険利かず」という文字。




金歯⁇

うちでは開院以来、ゴールドを希望された方はひとりもいませんが、まだ需要があるのでしょうか。非常に時代とずれている感が否めません。




また、注目すべきは「混合診療」の捉え方。

数ヶ月前の国会予算委員会で「私はそもそも混合診療というのがどういうことを指すのか理解出来ていません。」と笑いながら言ってる議員さんがいました。


歯科における自由診療は「歯を長持ちさせる良い素材を使用」して「お口の中を健康に保つ」治療です。弱くなってしまった歯を守ったり、患者さんのQOLを向上させるためには選択肢の中で上位に来るのは当然なのです。


個人的には審美歯科治療も得意ですし、男性女性に関わらず、セラミックのような白くて綺麗な素材を使うとアンチエイジング効果か非常に高いのでオススメです。しかし本当の良さはもっと違う部分にあります。

簡単に言えば自由診療=歯を長持ちさせてくれる治療と捉えるべきです。




しかしまるで「保険治療で充分なのに、歯科医がお金儲けの為に自費を勧めている」と思われれがちな風潮をどうにかしたい。


歯を失う方の大半が『二次カリエス』つまり、以前修復した金属やプラスチックが劣化して中がムシ歯になり手遅れになるというケースです。

私も小さい頃から銀歯だらけだったから、実体験として良くわかります。



保険治療は万能ではなく、場合によっては歯の寿命に悪影響を及ぼすかもしれないということを世の中にもっと広げるべき。

何年後かに苦しい思いをするのは患者さん自身なのだから。


「歯の本数でお年寄りの健康が左右されるから、老人医療費を下げる為に若いうちから歯を大切にしましょう!」なんて、歯科医からしたら当たり前のことなのに、まだ患者さんサイドとは温度差があります。



自費か保険か?で悩まれている患者さんは、そのメリット・デメリットを良く理解し慎重な選択をすべきです。

知ることは患者さんの権利でもありますし、私たち歯科医師には正確な知識を伝える義務があると思っています。











 

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照山裕子|てるやまゆうこ(歯科医)プロフィール

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照山裕子(てるやまゆうこ)
生年月日:12月10日
血液型:B型
出身地:東京都

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