もう8年も前のことを久しぶりに思い出した
昨日、練習仲間の山内佑太郎のKrushのタイトルマッチの応援に、後楽園ホールまで行ってきた。
バックステージパスの枚数は限られているので、チケットを買って入ろうと、チケットの確保をマネージャーにお願いしたら、
マネージャーからその話を聞いたKrushの宮田代表が、有難いことに僕にチケットを用意してくれて。。。涙
宮田さんは、2005年に僕がパンクラスの選手として全日本キックに参戦したときに、外敵として憎まれ口を叩いて盛り上げようという僕に、どんどんやって盛り上げてくれと背中を押してくれたり、
全日本キック初戦を終えて、試合で使われているグローブの質が余りにも悪くてやり辛いと意見を出したら、次回大会から即座にレイジェスのグローブに替えてくれて、お陰で次戦はKO勝ちでタイトルを奪取できたり、
桜木選手との試合で無様にKO負けした後も、このまま黙っているんじゃなくて、会見を開いて次に繋がるようなコメントを出したほうがいいと、会見をセッティングしてくれたり、その会見での小道具を用意してくれたりと、本当に良くしてくれて、
恐らく当時の僕が他のどの選手よりも持っていた「プロ意識」ってヤツを、誰よりも高く買ってくれていました。
それに応えようと、僕もモチベーション高く頑張ることが出来て、あの全日本キックに参戦していた3ヶ月は、いま思い出しても、僕の長いキャリアの中でも指折りの、とても楽しい時間だった。
今のKrushの盛り上がりも、そうやって選手をその気にさせるのが上手な宮田さんが代表をされているイベントだからこそ、なんだろうね。
でも、そんなKrushに2年前に参戦したときに、あまりにも恥ずかしい姿をお見せしてしまい、2005年の僕に対するそれと同じくらい大きかったであろう宮田さんの期待に応えられなかったことが本当に申し訳なくて、その2005年の思い出にも大きな傷を付けてしまい、それ以来、宮田さんにお会いする機会もなかったんだけど、
今回、こうやってわざわざチケットを用意してくださったことで、宮田さんがまだ僕のことを忘れないでいてくれたんだ、なんて思えて嬉しくなり、全日本キックに参戦していた頃のことを思い出して、とても懐かしい気持ちにもなり、
会場で宮田さんにチケットのお礼を言いに言ったときに、久しぶりに言葉を交わして、もう僕に70kgは無理ということが分かったからなかなか難しいけど、もう一度宮田さんと一緒に仕事が出来たらいいなぁ、なんて思いました。
レフェリーをされていた、僕が長きに渡ってトレーニングを見てもらっていた和田良覚さんにも久しぶりにお会いして、短い時間ながらも近況を報告できたし、新しい週のスタートに向けて良い時間だった。
このお二方にも、この3年の郷野は本当の郷野じゃなかったんだなと思ってもらえるようなものを見せたいから、本当に頑張らなきゃなって気合いも入ったしね。
山内君はというと、残念ながら負けてしまったんだけど…
その試合を見ながら感じたことなんかは、また追って。