DEPENDENCE（信頼）
『人よりも自分自身に
信頼してあげるといい…』
人生には失望は付きものである。
だからといって、
落ち込むことはない。
「禍福は糾(あざな)える
縄の如(ごと)し」
という諺(ことわざ)がある。
二つの束(たば)ねた藁(わら)が
交互にねじられて強い縄となる様に、
不幸や幸福も人生の営みの中で
体験されることによって、
人は逞しく成長して行くのである。
何かに挑戦する時は、
最善の準備をするものである。
然れど冒険となると、
準備しても日々、また時々刻々、
何が起きるかは予期できない。
THE BIBLEは、
「人は計画を立てるが
事を成すのは大いなる方である」
と語っている。
「人知を尽くして天命を待つ」
という言葉の様に、
遣れることを遣った後は、
天に結果を委(ゆだ)ねるしかない…
何もしないで只、
棚(たな)から牡丹餅(ぼたもち)的な
幸福を味わうことがあっても、
それが逆に人間としての成長を
阻(はば)むことがある。
何もしないよりは何かをした方がいい。
それは冒険や挑戦することによって、
今迄、自分自身が分からなかったことや
知らなかったことに対して、
「目から鱗(うろこ)が落ちる」
体験をさせられるからである。
誰かに頼り、
また、甘えることができるのは
人徳ではあるが、
頼って甘えているだけでは
己の成長を蔑ろにしてしまう。
BREAK THROUGH(ブレーク・スルー)
することである。
すなわち、自分の心地好い
領域(りょういき)をぶち破って、
新たな自分を発見して行くことも、
大いなる方によって
創造された存在として
大事なことなのだ。
ACROSS TAIWAN
(台湾縦断十字架行進)も
そういう意味では、
マンネリ化し易い己の生活に於いて
眠っている感性が目覚めさせられ、
自らが更にもう一皮剥(む)けた
輝く者となるためには
良い刺激と言える。
今日は台北(たいぺい)から
桃園(とうえん)まで歩くことができた。
街並みが移り変わり、
人々の忙しさも進んで行くにつれて
変化して行くのを歩きながら見るのも、
印象深いものでもある。
ある時は話すよりは
只、黙っている方がいい。
誰かに期待するよりは、
己の志に対して忠実に一歩一歩
あゆんで行くことから見える世界も
これまたいいものである。
旅はまだ始まったばかりだ。
さあ、これから何が起きるのかは
誰にも分からない。
それ故に、
自分が更に成長できるのが
何よりも楽しみである。
あなたの今日の一日が、
冒険と挑戦に満ちた
一日であります様に…
『人に頼るよりは己に頼ることだ。
それによりあなたは必ず成長する』
アーサー・ホーランド
2016.7.5
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