『FACE THE REALITY』 (現実と向き合う)
「現実と向き合う者は真実と出会う」
現実と向き合うことは容易なことではない。
なぜなら、人は己の嫌なところは
知らないふりをしたいのである。
誰であれ、けなされるよりは褒められたく、
見下されるよりは賞賛されたいのだ。
弱さをとやかく言われるよりは
強いところに注目されたく、
醜く見られるよりは美しく、魅力的で
ありたいのである。
人はいつのまにか情けない己を
ひた隠し、己でない己を装う演技者になり、
人に気に入られようとこびへつらう、
ちっぽけな役者になりさがってしまっている。
THE BIBLEには
「大いなる方の恵みはあなたに十分である。
本質からの力はあなたの弱さの中に
完全に表される。
あなたが弱い時にこそ、
あなたは強いのです。」
とある。
自分の弱さを認めることは
強い者へと変えられていく
きっかけとなり、認めたくない
自分を受け止めていくことが、
人間味を回復する力にもなる。
パウロは
「JESUSの力が私を覆うために
むしろ大いに喜んで私の弱さを
誇りましょう。
良い働きを、始められた方は
終わりの日まで、私を完成へと
導いてくれます。」
と語っている。
己の未熟さに気づくことこそ、
さらなる成長への秘訣である。
完全で完璧な者などいない。
人は皆、本質からぶれて生きてしまう
罪(的外れ)人なのだ。
自分が善人だと思い込んでいるところに
偽善があり、嘘があるのだ。
魂のROCKERは
「心の貧しい者は幸いである。
天の御国(豊かな命)はあなたのものだから…
悲しむ者は幸いである。
その人は慰められるから…
柔和な者は幸いである。
その人は地を相続するから…
義に飢え渇く者は幸いである。
その人は満たされるから…
憐れみ深い者は幸いである。
その人は憐れみを受けるから…
わたしは正しい人を招くためではなく、
罪人のあなたを招くために来たのです。」
と謳っている。
見たくない自分の現実と向き合うことが
わからなかった真実に出会う窓口であることを
忘れないように…
今日という日が弱い己を抱きしめてあげられる
日となりますように…
「弱いゆえに強くなり、醜いゆえに美しくなる。」
2020年 5月 19日 火曜日
アーサー・ホーランド