KOJI独占インタビュー
ほかにLAでの収穫は…?
LAでノープランのために時間が余りすぎてギブソンも行っちゃったし、他に音楽的なことを何かできないかなとネットで探してたら、LAの端っこに「サー(Suhr Guitars)」というハイエンドギターの工場があり、ダメ元で電話したら見学させてくれるということで、LAの知り合いに無理やり頼み込み、何時間もかけて走り連れてってもらいました。ここでもいろんな流れがあって、エンドーサーとしてギターを作る話になりました。アジア人初の契約のため前例がなくて難航した部分もあったけど、とりあえずギターの完成が待ち遠しいです。
他にも契約を結んでいらっしゃるメーカーがあるかと思うんですが…あと、オーダーメードでギターを作るとどれくらいかかるんですか?
まだ発表できないんですけど、何社かとやり取りはしています。オレが「こんなギターを作りたい」とスペックを提出したところ、「今までうちのメーカーになかったユニークなアイディアだとノリノリになってギター製作に入ってます。 オーダーメードでギターを作ると最低でも半年はかかるかな。自分で細かいパーツまで決めて、色も伝えるという作業をする。オーダーはもうしてあるんだけど、メーカーはいつできるとは明言しないんです。いつできると言ってしまって期日守れなかったらいけないからね。だから、今はひたすら待っているところ。ほんとはすぐにでも欲しいんだけどなあ(笑)。
一番こだわったところは…?
ルックス! 音も重要だけど、やっぱりルックスですよね(笑)。
LAのあとはどうされましたか?
3月の後6月にも他のギターメーカーとの打ち合わせにLAに行ったんですけど、その帰りに次の展開を探しにハワイに寄りました。その時に2年前ハワイでバースデイライブをやったときの対バンアーティストがたまたまライブをやっていて、CDをプレゼントし、「またハワイで一緒にやらせてよ」と言って帰国しました。そして帰国後に連絡を取り、一週間後にまたハワイに入りライブを2本、ラジオ出演と現地の情報誌のインタビューを受けてきました。ライブの初日に来てくれたお客さんが仲間を連れてきてくれたり、初日の評判を聞いて駆けつけてくれたりして、すごい盛り上がりました。
海外のあと、日本でライブだったわけですが、比べてみて感じるところはありましたか?
なんだろ…日本人って、自分の知ってるバンドやひいきにしているバンドだったら好意的だけど、知らないバンドに対してはあまり興味がない感じじゃないですかお客さんの反応としてはイギリスは上から目線的な感じ。けど、聞いてみて良ければちゃんと「良かったよ」って言ってくる。ダイレクトなのはアメリカかな。国民性ですかね。
そういえばこんなことがあったんですよ。マイケル・ジャクソンがスリラーなどをレコーディングしたスタジオに打ち合わせに行ってる時に、スリップ・ノットがレコーディングしてて、ギター150本にあとドラム缶とかすごい量の機材を持ち込んでて…