“神童” 那須川天心 独占インタビュー
今、プライベートで“ファイト”してみたいことはありますか? KNOCK OUTプロデューサー 小野寺氏コメント
「してみたいというか、もうすることは決まっているんですけど、(8月20日のKNOCK OUTの)試合が終わったら富士山に登ります。母親が山が大好きで、ムリやり連れていかれる感じなんですけど(笑)、なんか、毎年恒例みたいになってきていて。まぁ、頂上まで登ると気持ちいいんですけど。あの景色を見ると、ホントに自分がちっぽけに思えてきますよね。五合目まで車で行って、御殿山コースという一番キツいコースを登る予定です」
今、お話に挙がったキックボクシングイベント「KNOCK OUT vol.4」が、いよいよ数日後に迫ってきました! 今回は、タイのトップ戦線で活躍中であるムエタイの“最強先生”ことウィサンレック選手と対戦します。
「相手のことは、そこまで意識はしていないんです。誰とやっても勝つというだけなので。まぁ、タイ人の選手なので試合の経験値もかなりありますけど、僕はそれに勝つ練習をしてきたので、勝てると思っています。別に油断をしているわけではなくて、それだけ自信のある練習をしてきたので、絶対に負けません。先日まで合宿で最終調整をして、カラダも調子よく動いていますし」
天心選手は、そういった自信に満ちた発言をよくされますが、その自信はこれまでの経験から生まれるものなのでしょうか。
「まぁ、そうですね。やっぱり、これまでずっとやってきたことがホントに自信になっていると思います。最初に(試合が)決まったときというのはちょっと不安があったりしますけど、練習することによってその不安をなくしていって、それが確信に変わっていくんです。もちろん確信も100%ではないですけど、なるべく100%に近くなるようにやっていますね」
負けるというイメージは、まったくない?
「はい、ないです。たぶん、負けることを考えていたら続かないと思います」
全勝が途切れるかもしれないという不安もない?
「ないですね。プレッシャーは感じたことはないですし、(全勝に関しては)まったく気にしません。弱気になることもないですし」
その秘訣を教えていただきたい!
「いや、でも、元々の性格じゃないですかね。僕はすごくポジティブなんですよね。なにか言われたとしても、マイナスのオーラを取り込みたくないというか、そういうものに関わりたくないから。どんなにイヤなことがあっても、すぐに忘れるんです」
現在思い描いている将来のビジョンというものはありますか?
「まぁ、格闘技をやるというのはありますけど。この先、キックボクシング界がどう変わっていくのか。自分が二十歳ぐらいまでがんばったときにどうなるか。そこからまた、いろいろ考えていきます」
格闘技界でどういう存在になりたい?
「誰も成し遂げていないことをやりたいです。“これはムリだろう”と思われてもやる、みたいな。そういうことをしていかないと、やっぱり(キックボクシング界が)盛り上がらないから。今も3週間スパンで試合をしたりとか、しょっちゅうやったりして、周りの人からはやめたほうがいいと言われるんですけど、まぁ周りは周りで、自分は自分なので」
それをやり遂げられるだけの実力も体力もあると。
「そうですね、自分のチームを信じてやっています」
ひとりの男としての理想像は?
「キック界にチャンピオンはいっぱいいるんですけど、フツーのチャンピオンじゃなく、誰からも尊敬される立派なチャンピオンになりたいなって。ただ強いだけじゃ絶対にダメなんですよ。強いうえに、ホントに尊敬されて誰からも認められるような、そういう存在になりたいなと思います」
「彼はキックボクシングだけでなく、総合格闘技であるMMAというものにも出ているんですが、ホントに計り知れない可能性しかないんですよね。今は年齢が若いというところで取り上げられることも多いですけど、大人以上の実力を見せていますし。今までずっと無敗できているうえに、1試合1試合がホントに素晴らしい内容なんですよ。もう入場から魅きつけて、試合でも圧倒して、大会を作っている僕らの想像を超える結果を出して帰ってくるわけですよ。まだまだ長い現役生活、これからいろいろなことがあると思うんですが、キックボクシングを広めるために先頭を切ってずっと突っ走っていってほしいですし、我々はそれをお手伝いできればなと。本人もよく“自分はなんでもできちゃうんじゃないか”と言っていますけど、あれはキャラを作っているわけではなく、素でそう思っているんですよね。実際に試合でもそういうパフォーマンスを出しているので、そこも魅力だと思います。特に印象に残っているのは、去年の12月に行われたKNOCK OUTの旗揚の試合で、ものすごく強いタイのチャンピオンにバックスピンキックを一発で顎にキメたとき。まず、勝つこと自体がスゴイことだし、しかもそのワザで倒して勝つという! 彼が持っているスターの要素を感じました。とにかく、彼には期待しかありません」
KNOCKOUT公式サイト⇒
http://www.knockout.co.jp
Writer
林桃
ご提供数 : 1名様
応募締切 : 2017年8月28日(月)10:00まで