ケルバーはイップス状態なのか?マイアミ2017(女子テニス263)
アンジェリック・ケルバーvsビーナス・ウィリアムズを観ましたが、そもそもボクは、3回戦で実現すると思っていたダリア・カサキナvsアンジェリック・ケルバーを楽しみにしており、7割以上の確率でカサキナが勝つと思っていたので、カサキナが2回戦で敗退した以上、今度はヨハナ・コンタvsアンジェリック・ケルバーを楽しみにしていたのですが、ケルバーがビーナスに負けてしまいました(´;ω;`)
そのケルバーですが、「自分がNo.1だと思ってテニスをしたらドンドンとポイントを失っていく」と以前のブログに書きましたが、そもそもセレナ・ウィリアムズがグランドスラムしか出場していないだけで、No.1はどう考えてもセレナです。
しかし、ケルバーは昨年の全米オープンでNo.1になってから、突然テニスが小さくなりました。
要するに、ラケットが振れていないのです。
そこへ持って来て、ボクはケルバーの最大の武器は、自分に向かって来たボールを体を逃がしてストロークするのではなく、その場でしゃがんでラケットワークだけで打つ、相手選手が構える暇もないダウンザラインだと思っています。
よく、ケルバーの武器は走らされてのカウンターショットだと解説者が言いますが、それはもちろんそうなのですが、もしこのショットしかないのであれば、クロスボールを打ってネットプレーでケルバーを仕留めることもできるはずです。
しかし、昨年、どの選手もそうしたプレーをできなかったのは、ケルバーのラケットの面を合わせるだけのダウンザラインがあったからだと思います。
これを警戒して、どの選手もネットを取れなかったのだと思っています。
ネットに出たらパッシングで抜かれるのは明白なので。
ところが、ケルバーは1位になった全米オープン以降、ツアーファイナルズも含めると、なんと10大会も優勝がありません。
こうなると、もはや1位の選手の成績ではありません。
そして、今年になってエリーナ・スビトリーナに2敗、ココ・バンダウェイにも負けて、ハードヒッターを苦手にしています(ちなみに、スビトリーナには昨年末の北京オープンでも負けており3連敗です)。
さらには、技巧派のダリア・カサキナにも2敗しています。
このことからわかるように、「この選手には勝てない」という苦手意識があるわけではなく、「この選手はここで叩いておけ」という女王の意地を見せなければならない、才能に溢れる選手の時に負けています。
今のケルバーでしたら、恐らくキャサリン・ベリスにも負けると思います。
その理由は、上述のとおりラケットが振れていないからですが(特に、プレッシャーがかかる場面でのダブルフォルトが多すぎます)、ボクはこれは世界一の重圧からくる一種のイップス病だと思っています。
また、得意のダウンザラインが決まらないのは、当然ですがラケットの面があっていないからです。
ラケットの面を合わせるだけのボールが決まらないということは、ラケットの面が合わないからミスになるという結論にならざるを得ません。
今のケルバーに必要なのは、本当に自分がNo.1なのかを自分に問うことだと思います。
まあ、セレナは除くとしても、TOP20の選手と今の自分を比較して、はたしてどちらが強いのか。
そして、いくら格下とはいえ、TOP20クラスの選手と戦うときには、チャレンジャーくらいの気持ちで戦わないと、ケルバーの復活はないと思います。
皮肉な話ですが、今のままでは、復活するとしたら世界1位から陥落したときでしょう。
ボクは、カロリーナ・プリスコバに1位になって欲しい立場ですが、強いケルバーを倒して1位になって欲しいと思っています。
今のままでは、ウィンブルドンの準優勝、シンシナティの準優勝、全米の優勝と守るポイントしかありませんので、ポイントを失うときにはあっという間です。
1位ではありませんでしたが、5位だったユージニー・ブシャールもあっという間にポイントを失って、今では50位台です。
7位だったベリンダ・ベンチッチにいたっては、130番台というあり得ないことが現実に起きてしまっています。
まあ、ケルバーが50位台はあり得ませんが、いつTOP10を陥落してもおかしくないと思います。
そうならないためには、やはり大きなテニスを取り戻す必要があると感じます。
ちなみに、明日の準決勝は、ヨハナ・コンタとカロリーナ・プリスコバを応援します(*^^*)
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そして大坂なおみのクレー初戦なんですが
スウェーデンのクレーコーターのラーソン相手にフルセットで競り勝ちました。
ただ今現在の大坂なおみにはスライス、ボレーは全くできず、ドロップショットもできるうちに入らないレベルと本当にストロークの安定性だけで勝ちましたね。ファイナルセット特にバックハンドDTLが効果的でした。
しかし大坂なおみはなぜにボレーが全然できないのかという疑問がありますよね。大坂なおみには大坂まりという姉がいて姉のほうはボレーもスライスもドロップもできることはできるのですが、フォアもバックも光るものがなく、まるで日本的な指導で短所をなくし長所を伸ばさなかったといったプレイヤーになっている状況です。
大村さん、大坂なおみは長所であるパワーを活かしたストロークだけを特化して伸ばしたからこそ良かったのですかね。
大坂なおみはビッグサーバーだからこそ、ボレーはできないとまずいですよね。
実際、セレナもプリスコバもサーブだけでポイントを取っているわけではありませんので。
また、スライスが打てないようだと、ハレプやラドワンスカのような試合巧者に苦戦しそうですね。
もっとも、昨年の東レPPOのチブルコバ戦のようにパワーテニスがはまれば、
スライスなんて不要ですが、安定した成績を残すためには、チェンジオブペースのスライスは
覚えたいところですね。
大村さん、ブシャールはともかくべリスも一コケしました。
簡単に振り返りますが、べリスはマイアミのストマックウイルスから復帰なので調子が戻り切っていないところに似非シャラポワことナオミブローディーが本家さながらにサービスエースを連発。
ブシャールは毎度おなじみハードヒットの自滅テニスからオンコートコーチングで置きにいったテニスをしてみたものの
今度は相手に攻撃されなんともちぐはぐなテニスをやってしまったといったところですね。
いや、ブシャールもそろそろ勝たないとまずいですよね(笑)
全豪以降、すべて1回戦負けですし、これはシーズン終わりの
TOP100陥落もあり得るんじゃないのでしょうか。
ブシャールが目指すべきは、コンタのようなテニスなのかもしれませんね。
ただ、強かったときはどんなボールも拾ってハードヒットするスビトリーナに近かったですが。
ブシャールは、ウィンブルドン決勝でクビトバにベーグルを喰らう惨敗を喫して、
ボクはこの頃、ブシャール命でしたので、そのあとの武漢でもクビトバに負けたのを覚えていますが、
この2つの敗戦で自分のテニスを見失ったのかもしれませんね。
ベリスが負けたなら、もうモンテレイに用はないですね。
チャールストンでチリコを応援します(*^^*)
大村さん、一応DAZNでも8日からモンテレイ放送ありますね。5日目ということは準々決勝からですかね。
おかしいですね。
ボクが見る限り、配信予定の中には「ボルボ・カーズ・オープン」しかありませんが。
ケルバーvsベリスは見たいですね~。
さて大村さん、チャールストンとモンテレイのドローが出ましたね。
チャールストンはカサキナのドローは良くてチリコも悪くはないのかなといったところですかね。大坂なおみはなかなかタフかなと。
そしてモンテレイですが注目はべリスとケルバーだけかなと。
チリコは、ベックに負けるようでは論外ですが、マイアミで決勝まで戦った
ウォズニアッキの回復具合が気になりますが、
クレーでのチリコのバックハンドを舐めると、たとえウォズニアッキでも苦戦すると思います。
3回戦も、ライジングプレイヤーのガブリロワが来たら、
ベースラインプレイヤーのチリコは相手のミス待ちになりますね。
いずれにしても、準決勝までは残って欲しいですね。
モンテレイは、残念ながらDAZNでは放送がありませんが、ベリスvsケルバーは
今、一番見たい試合ですね。
スビトリーナに3連敗、カサキナに2連敗で、これでベリスにも負けるようでは、
ケルバーのTOP8陥落は確実と見てもいいと思います。
大村さん、吉田友佳さんってプリスコバ嫌いなんですか?
BTスポーツですとIW、マイアミと試合前後にご丁寧にナブラチロワのガッツリトークがあるんですけどね。
結局たかがトップ50もきれなかった人がなに言ってるんだよってなりますよね。
瀬間友里加さんの解説ってどんなもんなんですか?
あと吉田友佳さんはブログをやっていましたが今コメント欄がひどいことになっているのならありますw
http://blog.livedoor.jp/yukapit/
いや、DAZNの傾向として、プリスコバが嫌いみたいですね。
たとえば、プリスコバVSウォズニアッキでプリスコバがサービスエースを取っても、
「これは、ウォズニアッキ、取れない」
「ウォズニアッキは、自分の守備力を信じれば、必ずプリスコバにミスが出る」
といった具合に、プリスコバに負けてほしくて仕方ないみたいです。
あと、解説者のレベルに達していないのが、テニスジャーナル元編集長と、佐藤なんとかさんという女性ですが、
元編集長はテニスの技術解説はできませんので、2時間、延々と昔話をしています。
しかも、酒焼けしたような声なので、ほとんどおやじの居酒屋トークですね。
一方の佐藤さんは、実況がいらないですね。
2時間、ずっと一人で話しています(笑)
こちらは、一人ガールズトーク状態ですね。
それにしても、ビーナス戦のコンタの状態は良くなかったので、
ボクはウォズニアッキ有利だと思っていたのですが、
コンタはハードヒット決まりまくりでしたね。
プレースタイルは違いますが、2月の、やはりウォズニアッキにハードヒットで勝って優勝した
スビトリーナを思い出しました。
こうなると、プリスコバはますます、1stサーブの改善が必須ですね。
まあ、ボクの興味は、日増しにシャラポワの復帰なのですが(笑)
そしてビーナスにも触れますが36歳でちょっとすごくないですか。
なんでセレナより元気なのか謎すぎますね。
セレナは膝が~とか言ってますが結局全仏ではどうせ7試合こなせるわけで、やっぱり我々は騙されているとしか思えないですよね。プリスコバ、ランキング1位を考えるとマドリード、ローマもさぼってもらえればそれだけ確率はあがりますね。
ビーナスは確かに凄いですけど、やはり決勝まで戦うフィジカルはもうないのかと。
準々決勝のケルバー戦も、解説者が(と言ってもテニス雑誌の元編集長で解説者ではないんですが)
「そろそろ、お客さんも帰りたいんじゃないか」と、絶対に言ってはいけないことを言ってしまった凡戦でしたし、
コンタ戦も凡戦でしたね。
久しぶりに、テニスを観ていて寝落ちしました。
パワーは落ちないのかもしれませんが、やはり持久力は36歳のそれだと思います。
トーナメントの最初のほうで戦うには厄介な相手ですが、
5試合目以降で戦うのであれば、パワーテニスがはまらない限り、
それほど警戒する選手ではないと思います。
これで、マイアミ5試合戦いましたので、次のトーナメントはまた包帯まいて出てくるんじゃないでしょうか。
ちなみに、セレナは仮病だと思っています。
GS以外はもう出場する気はないのでしょう。
プリスコバは、ボクが指摘した通り、サービスが悪いですね。
それでもベスト4に残れるところは凄いですが、
サーブはジャストアウトですので、十分に調整が可能ですので、
クレーに入ったら大暴れしてもらいましょう(*^^*)
しかし、DAZNのプリスコバ嫌いには、さすがに立腹しています。
もし、解説の吉田さんがブログでも書いているなら、クレームを書きこむつもりです。
マイアミでも尾崎理紗にもフォアハンドの逆クロスからネットに詰めボレーでのポイントがありました。
それと案外ボレーが苦手なプレイヤーもちょこちょこいたり(大坂なおみなど)
単に陣営の対策不足だったり(シェルビーロジャースなど)、意外とケルバー対策を実行できるプレイヤーがそう多くないのかもと思いますね。
そしてもっと重要なことはケルバーは来週のモンテレイに出場するということです。
正直どのような結果になってもクレーシーズンいいことないですね。
正直にいいましてシュツットガルトの3連覇はないと断言していいのではないでしょうか。それよりかまだシャラポワの復帰即優勝のほうが可能性があるように思えます。
テニスバカさんの推測通り、ケルバーのモンテレイ出場が、
とにかく優勝が欲しい、という理由でしたら、
裏を返せば、プレミアレベルでの優勝に不安を抱えているということですよね。
いずれにしても、GS優勝2回の世界1位の選手が出る大会ではありませんね。
また、ここで280ポイントを取っても焼け石に水のような気もしますね。
ケルバーは、WC問題でシャラポワに喧嘩を売った以上、
シュツットガルトで実力が問われますね。
あとケルバーの今年のランキング予想ですがトップ20には踏みとどまるとみてますけどね。トップ10陥落するとはいえ。
ただここでトップ10に踏みとどまれれば2018年以降のモチベーションにもつながりますし、正直トップ10でシーズン終えるかどうかは重要ですね。
またくどいですが2007年のモレスモはトップ10陥落したからこそ2009年で引退してしまったのだと思っています。
モレスモという選手のことは知らなかったのですが、調べてみると、
確かに今のケルバーの状態はモレスモに近いですね。
ケルバーは、全豪で連覇できませんでしたので、これでウィンブルドンと
全米で結果を残せないと、モレスモとまるかぶりですね。
しかも、モレスモに引導を渡したのが当時は20歳だったサファロバというあたりも、
ケルバーは、19歳のカサキナに2連敗、22歳のスビトリーナに3連敗していますので、
やはりかぶりますね。
モレスモのことは知りませんでしたが、もしこのマイアミでカサキナにケルバーが負けたら、
ボクは「ケルバーは今年TOP10陥落確実」というブログを書くつもりでした。
TOP10選手が、カサキナに3連敗はしませんから。
ケルバーは、2015年の全豪初戦敗退の時に、グラフに引退を告げに行って翻意された過去がありますので、
今年の成績しだいでは引退もあり得ますね。
もちろん、ボクもTOP20陥落はないと思っています。
ただ、GS2回優勝し、オリンピックで銀メダルを獲った世界ランク1位で、しかも来年には30歳になる選手が、
現役にしがみつくのかどうかは微妙だと思います。
いずれにしても、若くして「未来の大器」とか言われて消えていく選手よりも、
ケルバーは素晴らしいテニス人生を歩んでいるとは思います。
大村さん、自分も何回言ったか数えていないのですがケルバーのパッシングショットはまずクロスですからね。ストレートのパッシングショットのイメージがありませんし、実際昨年のウィンブルドン決勝はセレナにものの見事にボレーで仕留められ、全米でウォズニアッキにボレーミスになりましたが読まれてましたし、ついこないだのIWでもベスニナにもきっちりとやられましたからね。
たしかに大村さんのおっしゃるようにしゃがみこみながらの弾道低いボールをフラットで打つ技術はラドワンスカと双璧ですが、あれは相当なフィジカルが必要ですよね。
ここで男子の話を持ち出すのもなんなんですがジョコビッチ、マレーは勤続疲労でやばいことになってますし、錦織もそれに続いてますね。
結局のところ自分はこのまま2007年のモレスモ状態だと思われますので、ケルバーになにが起きているのかはモレスモだけが知っているのかもしれませんね。
ケルバーもよくわかってないのではないでしょうか。
なるほど。
ケルバー自身もよくわかっていないんですね。
はたから見ていると、一つひとつのプレーがおっかなびっくりで、
完全に重圧に負けているように見えるのですが。
特に、元々弱点と言われていたサービスが、
2ndサーブになるとネットに引っ掛けるダブルフォルトをしそうだなと思うと、
本当にそうなってしまうので、これでオスタペンコのように
ものすごくポジションを上げられたら、ケルバーはダブルフォルト祭りになりそうですね。
ボクがコーチなら、ケルバーの2ndサーブはサービスラインとベースラインの中間まで
ポジションを上げろと選手に指示を出しますね。
もっとも、2ndサーブが弱いのはスビトリーナも同様ですが。
モレスモって、どこかで見たなと思いましたが、アンディ・マレーのコーチだった人なんですね。