今から25年前、
中学生の俺は、修学旅行というエキサイティングな旅に出かけた。
我が母校は、旅行先としてはめずらしく、四国への旅だった。
岡山を観てフェリーに乗り、小豆島に上陸してオリーヴをみやげに買い、香川、徳島、愛媛、そして高知へと渡り歩いた。
その時に味わった感動と、出会い。
そして、楽な暮らしではなかったのに、こんな旅をさせてくれた親父とお袋に対する感謝が、現在の俺を作る一部であるのは間違いない。
あれから25年。 四国には一度も訪れてない。
忘れていた「青い思い」。
今日から三日間、撮影で京都を経由してその懐かしい土地へ出かける。
中学生の自分が見た景色は、オヤジになっちまった四半世紀後の俺には、どんな風に映るだろうか。
楽しみでもあり、
センチメンタルでもある。