
松本に泊まったよ。
一年ぶりの松本泊だな。
北アルプスが雪をかぶって、素晴らしい里山の紅葉と相俟って、大好きなサウナまで行ったりして、少しだけリフレッシュした(^O^)
昨日は山形村と言ったけど、ほとんど朝日村なんだった。朝日村は初めて訪れたわけで、信州では珍しい広大な畑が広がるのどかな場所に感動した。
さて、鉢盛中学校の講演会はかなり熱がこもった。
コメントに陸上部生徒の悩みがある。
このblogではあまり個々の会話は出来ないけれど、
陸上部の君に向かって話すから、他の部活生徒も聞いてくれ!
/自分の経験上の話だから、単なる参考にだけしてな。
ほとんど、プロになってそれで生活をしていくという目標がある人以外は、こんなに勉強も遊びも忙しくて、肉体的にも精神的に不安定で、社会を斜めから見たくなる思春期に、なぜ部活動のような厳しい環境をわざわざ付け加えるのか?
不思議だよな。
その答えは、
全国大会に出場することでも、優勝することでもなく、そこに向かうためにがむしゃらに頑張ったこと、努力したこと、泣いたり笑ったりしたこと、どんなにもがいても叶わないこがあることと、やった分だけ成果が出たこと、その経験のすべてが、思春期を過ぎて社会に出たときにどんなに役立つと思う?
社会とは、非情で不合理で汚くて厳しい場所だ。
その中で、正直に真摯に生きてくためには、思春期にどれだけ遠回りして多くを学んだかにかかるところが大きいんだ。
汚くて厳しい社会を、温かくて実りある生きかたをするには、その期間はとても面倒だけど、とても大切。
そして、親はそんな子供を応援して当たり前なんだ。親の心の真意は、もちろん勝ってほしい。でも、もっと奥底では、何よりも健康で無事に怪我もなく、この辛い青春時代を謳歌して通過してほしい。そう思ってるんだ。勝つためには死んでもいいなんて親、いると思うかい?
プレッシャーに感じることなんて何一つない。
むしろ、心配してくれてありがとう!って感謝しながら走りなさい。すると、
記録は伸びるはずだよ。/
どうだろう、難しいかな?俺は柔道で日本一になったことがあるからって、それが社会で為になったことなんて何一つない。誰かを綺麗に投げ飛ばしたとか、表彰台の1番高いところに立ったとか、社会では何も通用しない。
それよりも、そのために血を吐くほど、血尿が出るほど努力したことだけが、今の自分の生き力になってる。
な、そんなもんだ!
うらやましいぞ、その経験!
頑張れよ(ノ゜O゜)ノ