気持ち悪い昔話
恋愛はしないのか
たまに聞かれる
恋心を否定されたらそれでおしまいで
そこに誰かがいたらそれもおしまいで
ふと振り返った時に思い出すあの子がいたら
それこそもうダメで
居なくなった人は残された方に永遠を与えるから狡いなぁって、狡いなぁって、本当に狡いなぁって思う。
何人目かの元カノさんとお別れした時に、私は続けていたブログをパスワード付きにして、ただ1人を除いては誰も見れないようにした。そのパスワードは質問形式になっていて、私を深く知らないと分からない質問内容に設定したからパスワードをクリアして入れるのは元カノだけになっていた。この元カノ以前の女性達も知らない内容を選んで設定したから準備は万全だった。
付き合っていた間、元カノは私のブログに興味無さげな態度だったけど、その実はガッツリしっかりと見ているヘビーユーザーだったのを知っていたの。
だから、見ていない興味無いと言っていた元カノに向けたブログをたまーーーに更新していたのだけど、その内容は本当に大したものじゃなかった。いつ、どこで、何をしていたか、何を買って、何が楽しくて、何がつまらなくて、何をしたいか、そんな内容ばかりを綴っていた。
元カノがブログを見たのかは、ブログサイトに置いたカウンターが日々の人数と回数とキャリアを伝えてくれるので、毎日の様にカウントされる人数1人、アクセス数回、同キャリアものから、ちゃんと元カノがブログを見ている事が分かった。
……
……
……
( ꒪⌓꒪)
これ今の自分だったらやらないわ
www
自分でこれを綴りながらドン引きしてる
いやぁ
無理 気持ち悪い
この時の私
とっても気持ち悪い
この当時
友達もいない
家族とも仲悪い
風俗しかやっていない
狭い視野と狭い世界の住人だったので果てしなく暇人だったんだよ……
まあいいや
続きね
元カノがブログを読んでいるのは分かったから、ある日のブログに短い短い一言だけを綴ったの。
『会いたい』
これだけを綴ったの
この一言をアップした数時間後にブログのアクセスはあって、それは勿論元カノで、だけどもそれで何かが起こるわけでもなく、ただただ静かに時間だけが過ぎて
数日後
元カノから電話がきた
別れてから一年半程が経過して久し振りに聞いた元カノの声に込み上げるものがあった。それでも他愛のない話をして、近況を伝えあって、それから数日後には再会してた。
別れてからも会いたいと思うのは、この元カノただ一人。もう会えないけど会いたいと今でも思うのはこの元カノたった一人。
この人に甘やかされ愛された日々ほど尊いものはなくて、この人以上に愛情を向けてくれる人はいないんじゃないかと思い続けて数年。
その間に好きな人はできたし、これまでないくらいに感情的になって泣いて喚いて汚ったない自分を全出しするという、なんとも言えないのも経験したし、それはそれで楽しかったなと思う。
ただ
どこかに元カノがいる
想い出となった人が残した物は大きいね。いつまでも歳を取らずに私の中にいる。あの日あの時の日々を思い出しては引き摺り歩いて振り返れば誰もいない。
そこに居た筈の人は疾うに記憶となり想い出となり触れる事すら叶わない、それでも私は引き摺り歩く。
狡いなぁって思う
私まだそこには行けないから会えないじゃない。前へ進まなきゃじゃない。振り返っていたって仕方がないじゃないの。
だから
どうしたもんかなぁって
どうしようかなぁって
悩んで考えたって
それこそ
どうしようもできない
どうしようもできないから
仕方がないから
たまに想い出を振り返りながらでも、のんびりと前へ進まなきゃねと思うのです。
猫かわいい
この子かわいい
この子もまた会いたい
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