うまうま(フードアナリスト)オフィシャルブログ

前記事のつづき･･･
今日は「あばしりオホーツク流氷まつり」の夜バージョンをお届けします

※昼バージョンはコチラ

日も暮れかけ、青白く幻想的に輝くメイン雪像。

その前には、大勢の人だかりが

記念すべき５０回目を迎えた「あばしりオホーツク流氷まつり」

そして、メイン像の『モヨロの民』４部作・最終章となる今年
幅３０メートル、高さ１４メートルの大雪像のプロジェクションマッピングが注目を集めました

この方たちは、そのプロジェクションマッピングをひと目見ようと集まった人たちです。

では、モヨロの民の伝説とともに･･･ご覧ください

～３話までのあらすじ～

コタン（集落）に住むアイヌの美しい娘・ロセト。

コタンには、ノッカとシマカという賢い若者がおりました。

ロセトの婿としてふさわしいのは、コタン一強い勇者という思いから
いつしか二人は争うようになりました。

ある日、大雨で荒れ狂う海に白い大きな魚が泳いでいるのが発見され、コタンは大騒ぎに･･･
「あれをとらえたものこそが本当の勇者だ！」という声にノッカとシマカは海へ飛び出します。

ますます強くなる雨、荒れる海･･･
ノッカとシマカの二つの丸木舟は波にのまれ、コタンものみこまれそうになった時
雨が小降りになり、海の荒れも少しおさまりました。

しかし、そこに娘・ロセトの姿がなかったのです。

 ～そして、クライマックスとなる４話へ～

嵐の中、姿を消したロセト･･･

心優しいロセトは、コタンを救うため海へ身を投じたのです。

ロセトが波にのまれ沈んでいったその瞬間。

天地も裂ける地響きと海をも裂けるすさまじい音が！

水が引き、海には帽子の形をした岩があらわれました。

その時、岩陰から「チパシリ、チパシリ」と鳴きながら大きな白い鳥が羽ばたいていきました。

そして、その先に同じく出現した二つ並んだ岩の方へ。

「おお、あの白い鳥こそ優しい娘ロセトの生まれかわりだ。
聞けあの白い鳥の鳴き声を－チパシリ、チパシリと鳴いている。
あれこそ我等の見つけた岩だ。あの岩のあるかぎりこのコタンはいつまでも栄えてゆくのだ。
平和であるのだ。」と高らかに叫び、村人は喜びの歌を歌いつづけました。

それからこのコタンを“チパシリ”というようになり、
のちに“アバシリ（網走）”という現在の地名になったそうです。

コタンを守るため白い鳥となったロセト。

その白い鳥が現れた岩が「帽子岩」
その先に二人の勇者ノッカとシマカのように並んでいる岩が「二つ岩」
この２つの岩は現在、網走の観光名所にもなっています。

映像の迫力・美しさもさながら
“モヨロ人”の伝説や網走の由来など、ついつい物語に引き込まれてしまいました。

オホーツクの夜空によみがえったモヨロの民･･･感動的でした～

プロジェクションマッピングは１０日まで毎日上映されていましたが
初日に１回目だけは、物語のナレーション付きで、ステージではモヨロの民の舞いも披露されたんですよ。

気づけば辺りは、カラフルな光に包まれ、とっても幻想的な世界に～～～ぃ

昼間見る氷像もキレイでしたが、夜もまたステキですねぇ

初日はプロジェクションマッピングの特別上映のほか、花火の競演も

キレイでしょーーーー

キレイな景色にみとれて、すっかり忘れていましたが･･･寒っ！！

さすが港町、風がなまら冷たーい

ってことで、あったか～いものでも食べましょ♪

会場には、たくさんの露店が並び
甘酒やホタテ串、かき蒸しに網走ちゃんぽん、流氷だんごなど
ここならではのグルメが色々

「くじらのけんちん汁」

網走は現在全国に４か所ある捕鯨基地のひとつで、
クジラ料理を楽しめる居酒屋さんがあるほど。

こちらのけんちん汁も、網走のクジラ屋さん伝統の味だそうで
冷え切った体にしみわたるおいしさっ

ご覧のとおり･･･あったか～ぁいんだから～～～ぁ
そして、もんのすごく具だくさんこれで３００円はかなりお得でした

こちらも、ほっこり温かい光景

網走ゆるキャラの「ニポネ」と親子の撮影風景･･･

このあとニポネちゃん、私のカメラにもかわいいポーズを決めてくれたのですが
逆光で暗すぎちゃいましたゴメンナサイ･･･

マイナス１０℃になることも珍しくないオホーツクの冬･･･

そんな寒い中ですが、心も体も胃袋もポカポカになれるあったか～いイベントです

しったけねーーーーー(^^)/

あばしりオホーツク流氷まつり
毎年２月上旬～中旬頃
会場：網走商港埠頭特設会場