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お盆の鳥取帰省を終えて。

こんにちは。
8月17日。月曜日。
お盆休みが終わりましたね。
私も昨日まで滋賀県、鳥取県に帰省していました。
鳥取県鳥取市に2泊.
滋賀県に2泊。
今日の早朝5時に滋賀県草津市を出発して昼頃に東京に戻ってきました。
鳥取は、母を連れて鳥取市のしゃんしゃん祭という
傘踊りのお祭りに合わせての帰省でした。
しゃんしゃん、とは鈴を鳴らす音です。
傘を回しながら踊るお祭りは雨乞いのお祭りの名残で色々な地方に残っています。8月の14日なのは、旧暦では1ヶ月前なのでその頃は梅雨の終わり。
空梅雨の場合は、稲は壊滅的に打撃を受けますので、
梅雨にちゃんと雨が降りますように、
という雨乞いのお祭りを毎年やっていたんだと思います。
京都大学や京都女子大学で若き助教授をしていた亡くなった父は、
30代の頃、大学の教え子であった母と出会い、
妻子を捨てて鳥取に落ちてきました。
鳥取で生まれたのが、兄、私そして妹です。
父は生涯、母を大切にしました。
ただし家族は貧困を強いられました。
庭で作った茄子の田楽を食べるのは夏の数少ない楽しみでした。
ですから私は今でも茄子の田楽が一番の好物です。(笑)
父も、米子高専の電気工学科の教授の職を得るまでは、
高校の教諭などで食いつなぎました。
京都大学で専任講師をしていた学者が、田舎で高校の教授をするのには
かなり抵抗があったと思います。
当時は帝国大学がまだ光り輝いていた時代です。
将来を嘱望されていた宇宙物理学の学者だった父は、鳥取に落ちて
高価な天文台の必要な宇宙物理学を諦め、地球物理学教室に転向し、
鳥取県米子市に広がる日本で3番目に大きな汽水湖である中海で
海塩粒子がレーザービームに影響する公式を作ることに
残りの人生をかけました。
学者としては、成功することなく、地方の高専の先生として終わりました。
高専を退官してからは、神戸女子大学の教授として教鞭を取っていました。
今回、鳥取に行ったのは、父の定年後、
30年近く鳥取に行っていなかった母を
当時の懐かしい場所へ連れて行くための
旅でした。
父が好きでよく行った樗谷公園(おうちだにこうえん)
借景の山が美しい庭のある観音院
海水浴をした白兎海岸
昔住んでいた家の近辺
など懐かしい場所を巡りました。
池の向こうから樹の間から父が現れそうな、
そんな感覚を何度も感じました。
父は、この池の畔や海や寺の庭を見ていた時、
どんなことを考えていたか、
私もこの年になって少しだけわかるようになったような気がします。
母もとても喜んでくれました。
男の40代以降は、後半生ですが、
自らのコンプレックスを克服する旅のようなものですね。
若いころの悔しさや悲しさ、やるせなさを
克服する、
克服できた事への恩讐の旅です。
できれば父と一緒に巡りたかった鳥取の旅でした。
人生は、せつないものです。
私たち生きている者は常に前に進んでいくしかありません。
母と妹と姪の4人で回った郷里鳥取でしたが、
実り多い旅となりました。
今週からまた仕事がんばります。(笑)

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横井裕之|よこいひろゆき(フードアナリスト協会創業者)プロフィール

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横井裕之(よこいひろゆき)
ニックネーム:よこちゃん
所属事務所:フードアナリスト・プロモーション株式会社
身長・サイズ:177cm・75kg
生年月日:1964年1月27日
血液型:B型

【経歴】
立命館大学卒業。大手証券勤務15年の後、(社)日本フードアナリスト協会を設立。理事長。

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