脱スランプ
昨日の練習@タンタンファイトクラブ、
HALEOトレの後だったから数は熟せなかったけど、でも、立ち技での動き、感覚は最近の中で一番良かった。
その立ち技に関して、自分の中で一番感覚も動きも良かったのは、2002年12月の山宮さんとの2戦目〜2005年3月の桜木戦までの約2年半という、全日本キックのベルトを獲ったりした頃で、
桜木選手との試合ではKO負けを喫してしまったけど、倒されるまでは先にダウンを奪ったりと、動きはとても良く、
そのときの動きを思い出したくて、後になって何回もその映像を見たほどの出来でした。
でも、それで先にダウンも奪ったりしたもんだから、桜木選手をナメて動きが雑になり、そしたら強烈なパンチを食ってノサれてしまったという…苦い思い出や。(´・_・`)
そしてその桜木選手との試合の後から、それまで見えていた、雑誌のインタビューでも話したことのあった、立っている時間の「俺だけにしか見えない景色」が見えなくなってしまい、以降、ずっと見えないまま、思い出せないままで…(´・_・`)
なのでそれ以降、これまでの8年半は、自分の中ではずっとスランプに陥っていたような感覚で、
PRIDEやUFCの頃は、「あの全日本キックのベルトを取った頃の動きが出来れば、もっとスターになれるのに…」なんて思ったし、
史上最高にラウンドガールがCawaiiかった戦極のときは、「あの全日本キックのベルトを取った頃の動きが出来れば、このCawaiiコたちの誰かと恋仲になれるかも知れないのに…」なんて思ったし。
でもずっと、その動きは思い出せなくて、いつからか、
「これだけの長い間、あの感覚を思い出す事が出来ないということは、これはもうスランプではなく、あの2年半が自分の全盛期で、それを過ぎてしまっただけなのかも知れないな。てことは、あの頃の感覚を取り戻すのはもう無理なのかな…」
なんて思うようになっていたんだけど、7月に心身の復調を強く感じたのと時を同じくして、その立ち技の感覚も甦るという、それをもう諦めかけていた僕にとって、奇跡と言ってもいいような事が起きてくれました。 (つづく)