自分で信じられないけど、39歳になりました
私、郷野聡寛、昨日39歳の誕生日を迎えました。
Facebookを通じて、たくさんのお祝いのメッセージを頂戴しました。
この3年で、絵に描いたような転落劇を演じてしまった僕を、
未だ気に掛けて下さっている皆々様、
本当にありがとうございます。涙
そんな39歳の誕生日は、
日付が変わって誕生日になる瞬間をロードワークをしながら迎え
↓
いつもの倍の距離を走ったので身体が火照って明け方まで寝付けず
↓
昼過ぎに起きて夕方からのピカ練に行き
↓
帰ってロードワークをしてから半身浴を1時間
といった流れで、
これから始まる39歳の1年は、この3年間で失ったものを取り戻す為に格闘技に没頭するんだという決意を自分に示すような一日でした。
そんな一日にしたかった。
でも、39歳っていうけど、自分では39歳だという実感が全くなくて。
7月に復調してから、思いっ切り若返った感じがしているからね。
その話をこないだ先生にしたら、
この3年間の無理なダイエットで正常ではなくなっていったホルモンの分泌が、
ダイエットを止めたことによって正常に戻り、
どころか、筋トレで言うところの超回復と同じ現象で、正常以上になっているんじゃないかと。
そんなことって、あるんだろうか。
でもそれなら、今の自分の状態に納得できるんだよな。
朝起きたときとか、ふと自分の年齢を考えたときに、
とても自分が39だなんて信じられないくらいの感覚だから。
なら、幾つぐらいのときの感覚なんだろう、
いま自分が何歳なら、この感覚と合点が行くのかなって考えると、
年間6戦して無敗(引き分けとチンコ蹴られての反則勝ち各1を含む、だけど)だった2003年、
3戦2勝2KO(1敗はショーグンに凹られた、あの試合)の2004年頃の感覚だから、
てことは29~30歳…
パンチのスピードやディフェンスの勘が、その頃を思い出させるものになっているし、
そこに、これまでに培ってきた技術や考え方が乗っかって、
だから、格闘技を始めてから20年、今が一番強いんじゃないかと思えている。
それが7月以降、毎日が楽しくて仕方のない理由で、
それがなかったら、ここまで勘違いできていないですね。
そして若返りといえば、忘れちゃならない、アッチのほうも、
女のコへの興味がどんどん薄れていって、
しまいにはゼロになってしまった3年間が信じられないくらいの、
まるで覚えたての高校生のような感覚、旺盛さになっちゃって、
そこにこれまでに培ってきた技術(笑)が乗っかってるもんだから、そりゃあもう…
こんな39歳、日本中どこを探してもいないって!
ってくらいですわ。笑
でも、そんなことが超回復と同じ原理で起こっているとしたら、
程なくしてコレも終わってしまうんだよな。
てことは、これは期間限定の若返りなのか…。
その期間が終わっちゃったら、一気に老け込んでしまうんだろうか…。
そして、格闘技の選手としては当然、結果でしか評価されないワケだから、
いくら若返ったとか、今が一番強いとか言ってても、
試合でしっかりと結果を出すことが出来なければ何の意味もないからな。
もしこの若返り感が本当に期間限定だったとして、
その期間が過ぎて、この感覚がなくなってしまい、今の動きができなくなってしまったら…
なんてことを考えると、一気に不安になったりもするけれど、
そんなときは、僕のバイブル、『やめないよ』の一節を読むのです。
以下、その引用
先のことをあれこれ考えるのは過去を振り返るのと同じで、エネルギーの無駄遣い。ひたすら目の前の試合に集中するように意識的に自分をコントロールしている。
僕自身も日本代表でプレーしたいという夢は持ち続けている。だけど今は横浜FCで1部(J1)に上がるという目標だけを見据えている。J1に上がれなかったらどうしよう、なんてことも考えない。それもエネルギーの無駄だし、失敗を恐れて臆病にもなってしまう。余計なことを考えず、練習や体のケアを怠らないこと。それが一番いい結果につながるはずだから。
3ヶ月前、2年ぶりにこの本を読み始めたときもそうだったし、
そして今でも、
何よりもこの部分に一番心が震え、涙腺が緩みそうになる。
まるで今の僕の心の中を見透かされたかのように、
そんなときはこうすればいいんだよ、って、
キングカズからアドバイスをもらったような、
道標を示されたような気がして。
なので、そうやってキングカズから貰った助言に従い、
ご報告が遅くなりましたが、正式に決定しました次の試合、
11月24日にTDCホールで開催される『DEEP CAGE IMPACT 2013』に向け、
余計なことを考えず、練習や体のケアを怠らずにいこうと思います。
土曜日に久しぶりに『肝芽腫の会』に参加したことで、
色々なことを感じ、考えたこともあって、
今年はこれまでで一番、というか初めて、
自分が生まれてきたことに感謝した誕生日でした。
僕を生み、育ててくれた両親に感謝ですね。
父さん、母さん、ありがとう。