BE A LEARNER（学ぶ者であれ）
『体験こそ身に付く学習である』
人には長所と短所がある。
それはあって当り前なのだ。
短所を伸ばすことよりも、
長所を最大限に伸ばすことである。
理想主義者は通常、
現実主義者ではない。
また、現実主義者は
理想主義者ではない。
どちらが正しくて、
どちらが間違っているのかと、
二者択一で答えを出そうとするのには
無理がある。
物事を相対的に観ること、
すなわち、どちらにも真実性があり、
また、間違いもあるのだと
認識することも大事なことである。
人は物事を主観的に
観てしまい易いところがある。
客観的に観ることも大切なのだ。
「あの人が正しくて、
この人は正しくない…」
と法律で判決を下しても、
それだけでは人間の問題を
理解することはできない。
魂のロッカーJESUSは弟子たちに、
「わたしがあなたがたを遣わすのは、
羊を狼(おおかみ)の中に
送る様なものだ…」
と語っている。
浮世は己自身を
見失い易い環境でもある。
不義や偽善…
また、騙し合いに、人を踏み台にして
自分が伸し上がって行こうとする行為が
平気で行われる場所でもある。
それは羊が狼の群の中に
遣わされる様な環境でもある。
羊だと思っていた者が狼であったり、
また、狼だと思っていた者が
羊だったりするのである。
そんな平和のない
忍耐が求められる娑婆にあって
JESUSは、
「蛇(へび)の様に賢(かしこ)く
鳩(はと)の様に素直であれ」
とも語っている。
賢さと素直さを忘れないことだ。
学問を勉強するよりも、
人間から学ぶ人間学を
もっと身に付けることだ。
あなたの中には良いことも、
また、そうではないことも含めた
体験が宿っている。
「彼奴が悪い…
また、此奴が悪い…」
と言うのは容易いことである。
人は誰であれ、
己を含めて聖人君子ではない。
失敗から学ぶことだ。
媚びへつらうより、
己の感性に正直であれ。
誰かが、
「間違いない…」
と言ったからといって、
それをう呑みにすることはない。
自分自身は如何思うのか…
という思考を見失わない様に…
自立して行くには
失敗や挫折は付き物である。
其処から学んで成長して行くといい…
人生は一生勉強であり、
また、己自身を知る旅でもある。
己を知ることが、
己を創造してくれた大いなる存在に
気付かされて行くことでもある。
今日という日があなたにとって、
更に自分を知ることが
できる日となります様に…
『人生は己を知る旅路でもある』
アーサー・ホーランド
2016.9.16
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