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57.未来に一度の角度をつける(3)

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 元横綱の北の海関は、朝起きるたびに強くなっていたという有名な伝説がありますが、なぜこの話がこうして語り継がられているのでしょうか。それは、「北の海関の場合は例外」だからです。

 

 みんながみんな、朝起きたら昨日より強くなっていたら、それは伝説でも何でもありません。相撲の世界では、「三年先の稽古」ということばがあります。三年後と言えば、約千日後ですね。力士が今日一日頑張った稽古が自分の血肉となるのは千日後なのです。

 

 だから力士は、朝起きたときに「昨日、あんなに稽古をしたのに強くなっていない」と焦ることはないのです。彼らは、「今日、こんなに稽古したのだから、千日後には強くなっているはずだ」と信じて、日々鍛錬しているのです。

 

 さて、当然ですが、目標は現在の自分よりも高いところにあります。上にあるから目標なのです。そして、その山頂を目指して山道を登っていくのが人生です。

 

 そこで、私はこう考えるようにしています。

 

 「未来に一度の角度をつける」

 

 たった一度ですから、目に見える日々の劇的な変化はありません。しかし、百日ごとに自分が歩んだ道を振り返ったときに、以前の自分の姿が下方向に見えるはずです。こうして定期的に振り返ったときに、その道筋が多少いびつでも、自分は上方向に向かって前進していると実感できれば、それでいいのではないでしょうか。また、その実感が新たなモチベーションになるでしょう。

 

 未来に一度の角度をつけて歩んで行けば、千日後に振り返ったときに、「千日前の自分はあんなに下にいたのか」と驚くに違いありません。

 

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第2章 真二、知らない間にマクロを記録してしまう
第3章 真二、おそるおそるマクロを実行してみる
第4章 真二、メッセージを表示して感動する
第5章 真二、オブジェクトとメソッドが使えるようになる
第6章 真二、プロパティを覚えてドヤ顔になる
第7章 真二、算術演算子と関数をらくらく使いこなす
第8章 真二、意外とあっさりコレクションを理解する
第9章 真二、変数に腰を抜かす
第10章 真二、条件分岐と繰り返しでVBAのすごさを知る
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大村あつしプロフィール

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大村あつし

1996年8月にエーアイ出版より『Excel95で作るVBAアプリケーション〜 VBAで作る販売管理システム〜』でITライターとしてデビューしたが、2007年6月にゴマブックスより出版された『エブリ リトル シング〜人生を変える6つの物語〜』で小説家に転身。まだ、IT書籍の執筆は一部、続けているが、現在の活動は小説が中心となっている。

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