頑張れダイジ君!その1
ダイジin記者会見
初めての記者会見に緊張するダイジ。
「先生、大丈夫でしょうか?」
「何が?」
「こんなちゃんとしたの(記者会見)初めてです」
「ちゃんとしてないなら大丈夫なのかよ。どうせお前の言ってる事なんか分からないし、岩熊アニキがウマく通訳してくれるから大丈夫だよ、多分」
「た、多分って…」不安そうなダイジ。
これも修行だろ。
で、コメント。
「日本から来たダイジです。レッドドラゴンさん(マレーシアの赤龍と呼ばれているチュー・ヤンミン選手、ISKAアジアチャンピオン)と闘える事を光栄に思います」
おお、ダイジまともな発言だ。
相手の名前さえ覚えていれば満点だが、緊張でド忘れしたらしい。
でも、なかなかイイぞ。
その後、記者に相手選手とファイティングポーズを求められると
コレ!
いきなりのカメハメ波にたじろぐレッドドラゴン。
試合前のスルドいジャブ、ウマく決まったぞ!
しかし若干ウケた事に気を良くして、しつこく連発するダイジ。
その後、彼のキャラにまで発展して次回大会のオファーまで頂けるとはこの時点では知る由もない…
ところで相手がISKAアジアチャンピオンと聞いて急にビビりだしたダイジ。
「先生、ホント大丈夫でしょうか?」
「今更そんな事言うな。前から分かってただろ」
「いやぁ、相手選手の事何も教えてもらってないッス」
「あ、そうなの?まぁ大丈夫だろ、多分」
「た、多分って…」不安そうな上に不審そうなダイジ。
言わない俺もどうかと思うけど、聞かないお前もどうかと思うぞ。
で、最後の集合写真。
控え目に、一番後ろで背伸びするダイジ。
等身大の自分を認めてする、背伸びがダイジなんだ。
頑張れダイジ君!