覚悟を決める、ということ。
先日、次男が召集されたラグビー県抜チームの練習を見に行った。
練習は一軍と二軍の紅白戦で、コーチは一軍に付きっきりだった。
つまりは練習を見てもらいたければ一軍に来い、ってこと。
で、その紅白戦は二軍の選手にとっては唯一に近いアピールの場。
短い休憩中に控えの選手と交代をしなければいけない、けれど。
コーチが指示するわけでもなく、皆試合に出続けたいからなかなかうまく代われない。
二軍の控えだった次男は、戻ってくるFWに交代してくれと頼んで回っていた。
話ベタでいつも控え目な次男が必死でお願いする姿は、親父としてとても切なかった。
ようやく三人目の選手と無理矢理代わると、ビブスを着て元気よくグランドの真ん中に駆けていく。
ホッとすると同時に、
その姿に覚悟を見た。
そうだな。
君を送り出すのに覚悟が出来ていなかったのは俺の方だった。
どんな世界に行ったって、
そんなことはざらにあるんだ。
覚悟を決めて自分で飛び込んだ世界なんだから、
無理でも、
無茶でも、
頑張れ、って心のなかで思った。
それがもう、
一人前の男への
応援の礼儀だと思ったから。
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