うまうま(フードアナリスト)オフィシャルブログ

小樽の早朝プチ食べ歩き

５月５日“こどもの日”には

川いっぱいに、鯉のぼりと大漁旗がたなびくコチラ･･･

「ようこそ南樽市場へ」

派手な看板がお出迎えしてくれます。

実はこれ、下の方に穴が５個あいている“顔ハメ看板”になっています。

そんなコチラは、小樽市民の台所「南樽市場」です。

小樽～稚内を結ぶ海岸線道路【オロロンライン】

そのライン上、国道５号線を小樽駅から札幌方面へ９ｋｍ行ったところにあります。

（正確には、ちょっとだけ国道から中に入りますが･･･）

前身は、昭和初期に露天商を営む人たちによってつくられた「高砂市場」。

昭和１６年の大東亜戦争により廃止を余儀なくされましたが、昭和２４年に復活

現在の建物は、昭和４３年に改築されたもので、それでも４０年以上の歴史があります。

コンクリートの床で、ヒンヤリと市場らしい空気が流れつつ

昭和の懐かし～い雰囲気たっぷりの店内にワクワクしちゃいます

鮮魚店を中心に、肉、果物、惣菜、花、薬局、日用品まで３０店舗が並んでいます。

とくに魚屋さんは、「さすが小樽」の品揃え。

キラッキラで大きくて新鮮そのものの魚がズラリっ

そんでもって、安い！ときたら、買いたくなっちゃうっしょ

しかし、この時は旅のスタート地点で、この先があったので、残念ながら購入できず･･･

近所にあったらうれしいな～ぁ

したけども、そのまま眺めて帰る訳にはいかんでしょー

美味しそうなニオイに誘われて

「大八栗原蒲鉾店」へやってきました

くんかま玉子

名前から想像するに･･･かまぼこの中に燻製の玉子が入ってるのかい

その前に･･･

コチラ「大八栗原蒲鉾店」さんは、大正３年創業の老舗かまぼこ店。

創業当時から変わらぬ製法で作っている「復古版角焼」は

“小樽水産加工グランプリ第一位金賞”

“全国蒲鉾品評会・水産庁長官賞”

と輝かしい賞を受賞しています

と言いつつも･･･私たちはコチラを～

やっぱり、くんかま玉子

ワガママを言って、その場で半分にカットしていただきました。

なんともキレイにゆで卵がイーーーン！しています

ちなみに･･･ほかにも大八さんには

定番の一番人気「いかつまみ」や、全国蒲鉾品評会で水産庁長官賞を受賞した「パセリージェノベーゼ」、

「チーズ棒」に「いかしゅうまい」など、揚げたての魅力的なかまぼこが並んでいましたよ

では、改めまして･･･くんかま玉子をいただきます

キレイでしょーーーーー

見た感じ、普通にゆで卵が入っている感じですが

食べると、ホンワリと燻製の香りが口の中に広がります

ほの～～～り甘めの蒲鉾に、玉子のスモークの風味が合うことっ

また、この黄身の絶妙な火の通り加減ったらないべさぁ

ボリュームもあって、朝の空っぽの胃袋が程よく満たされました

南樽市場をあとにし、車で進むこと１分･･･

３００ｍしか離れていないので、歩いて行った方が早いかな

「朝生の店」という文字が目を引く「菊原餅菓商」さん

実は、小樽って･･･お餅屋さんが多いんです

しかも、けっこうな老舗だったりします

菊原さんも１００年以上続く歴史ある名店です。

ところで、朝生（あさなま）というのは･･･

その日に売ることを目的として朝から作り始める菓子のことで、

餅菓子や団子、葛菓子など、煉切や羊羹、求肥などの上生菓子に使用する言葉だそうです。

ってことで、店先には

こんな感じに、お餅や和菓子がずら～～～～～り

「朝生」だから、コレみ～～～んな作りたてってことですよねぇ

こちらは串だんご・しょう油

これだけ並んでいると、無条件で美味しそうと思っちゃうわ～

当然、買いましたとも

串だんごの “ごま”と“しょう油”

旨っ！！！

お餅は割としっかりめの食感ですが

モッチモチでやわらか～～～～～い

串だんごは、断然「しょう油」派なのですが

こちらの「ごま」も絶品

作りたてだからなのでしょうか？ゴマの香ばしさが半端いです

これも買っちゃいました～

豆大福

見るからに手触りの良さが想像できる、気持ちよさそ～な大福さん。

たっぷりの黒豆も魅力的です

こちらもうっまーーーーーい！！

お餅がツルツルすべすべのプニプニぃ

食べるのがもったいないくらい、ずっと触っていたい癒し系です。

でも食べますっ

やんわらか～いのお餅の中には、甘さのちょうどいい餡子がたっぷり

そこに黒豆の食感がプラスされた絶妙なバランスがたまりませんっ

菊原さんは、「べこもち」が有名らしく、この日も山盛りに作られていましたよ。

次回は、絶対「べこもち」を食べよ

※べこもち＝木の葉の形をした、白黒モノトーンの北海道ではポピュラーな餅菓子。

南樽市場の大八栗原蒲鉾店さんで揚げたてかまぼこ･･･

菊原餅菓商さんで朝生の餅菓子･･･

朝から胃袋が幸せになりました

小樽観光というと、どうしても運河沿いがピックアップされがちですが

駅周辺もあなどれませんよ

しったけねーーーーー(^^)/

南樽市場

http://www.nantaruichiba.or.jp/

菊原餅菓商

住所：小樽市奥沢十字街

ＴＥＬ：0134-22-6860

営業時間： 8:00～18:00

定休日：日曜日