K-1World GP その2
少し時間が経ってしまいましたが、GPネタを。
オープニングファイト、野田VSアリ。
1ラウンド、アリの猛攻。
「そうじゃ無いだろう!俺が教えたのは。全部強く殴っちゃダメなんだよ。あぁ、そこでローなんだよなぁ」
僕はK-1審判員。もちろん、心の中で。
ミット持ってる俺の身体使って教えただろっ!パンチの後にローなんだよ。何度、俺の事歩けなくした!
2ラウンドも、アリの猛攻。
「そうじゃない。相手のガードを開けさせるのはそうじゃない」
僕はK-1審判員。決して表情にも出しません。
肩の関節がおかしくなるほど教えただろ、右のアッパー。
3ラウンド、打ち疲れてやられるアリ。
「そこで耐えろ!スタミナも気持ちも尽きないように、毎日毎日、泣くほど練習しただろ!」
僕はK-1審判員。でも、手に汗は握っていました。
判定勝利、よく頑張ったね。
ホントはリングに駆け上がって抱きしめてやりたいけど、
僕はK-1審判員。
黙って祝福してあげました。
心の中だけで。