コーランの流れる国へ その8
一番大事なミッションである格闘技イベントが、まさかの初日で終わってしまった。
だから、
帰路、ドバイに寄って現地のキックボクシング連盟との打ち合わせまで暇なのかと思ってた。
毎回俺を招待してくれるイランキックボクシング協会が、オーナリは頑張ったから休んで良いよ、って言ってくれたのかと思ってた。
そんなわけない(笑)
二時間単位の打ち合わせが、連日ホテルのロビーで四~五件。
分単位の時間を守るって概念の無いこの国の人達とのミーティングは時間単位でズレていく。
ま、それはいいや。
人間、仕事が無くてもなんとか生きていかれるけど、
飯を喰わなきゃ死んでしまう。
さすがイラン。
朝飯はグツグツと煮込んだ羊の頭。
ちなみに朝飯と言っても、10時に待ち合わせたのに、何故か大した遠くでもないのに現地到着は12時。
昼飯じゃん。
で、夜は夜でキャバブのオンパレード。
毎日肉だらけ。
ビールが飲みたい。
でも俺は大丈夫。
屈強な内臓に産んでくれた母親に感謝しつつ、
酒好きに育ててくれた父親を恨めしく思う。
いかにもビールの旨そうな赤や青の、電飾看板の店には一滴のお酒も無い。
いかにもビールに合いそうな肉料理を、
健全にお茶で済ます人達の時間の概念はかなり大雑把だった(笑)
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