コーランの流れる国へ その6
アレが喰いたい。
そんな想いが今回の遠征のモチベーションの1つでもあった。
友達のイラン人がホテルに遊びに来た。
今日はOFFらしいので昼飯を喰いに行こう、と。
俺より友達の方がスケジュールに詳しいってのも問題だけど、
まぁいいや。
丁度いい、アレを喰おう!
元々言葉でのコミュニケーションなんて取ろうと思ってないから、
身ぶり手振り、挙げ句の果てにマンガみたいな絵を描いて伝える。
その友達は、判った!と大きく頷いた。
そう、その料理はイラン人のソウルフード。
イラン人なら誰もが食べると言う料理。
でも外国人の八割は食べられないと言う料理(笑)
これはインターナショナルな資格なんだぜ、と自慢げに壁にかかった許可書を、
羊の頭蓋骨から脳ミソやら目玉やら舌をホジクリ出した指で、店のニーチャンが差した。
この料理が国際的に受け入れられているのかは知らないが、
僕らがウマイウマイと言って食べてる魚の活け作りだって、見ようによってはかなりのグロさだろう。
まぁ、誰がなんと言おうと
断固としてこの料理はウマイと断言出来る。
しかし、
この料理の名前は分からないけど(笑)