シアワセ
昨日、
数十年ぶりに、当時は生活指導の、今は校長を努める先生に会った。
何だか普段なら赤面しちゃうよう夢の話しとかしちゃって
その後、
幼稚園年少の体験クラス。
整列させるのに苦労したけど「押忍」ってなかなか言えなくてカワイかった。
そして、
久しぶりに再会した仕事仲間と、新橋の居酒屋で時間を忘れて
思い出話しに、
これからの話しに花が咲く。
最終の快速千葉行きに乗ったのは確か日付が変わる頃。
僕は割りと空いていた車内の椅子に深く座った。
いつの間にかまどろみ夢の中へ。
目が覚めるとすっかり行き過ぎた津田沼。
上りの電車は既に無く、タクシーは長蛇の列。
超過料金分なのか、寝ちゃった自分へなのか、無性に腹が立った僕は雨の中走り出した。
そういえば走って帰るって選択肢があった事に気がついて。
ジーンズは濡れて脚に張り付き、髪の毛からは水が滴り落ちる。
途中でお腹が空いて、寒くて眠くて遭難しそうになった。
真っ暗な商店街にポツンと終夜営業の蕎麦屋を発見すると
好物の春菊天ソバを食べて
元気になってまた走り続けた。
ようやく家に辿り着いて冷えきった身体を湯船に沈めると、
今日は結構シアワセだったな
ってしみじみ思った。