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千葉は島だったのか。Great Adventure編 その5

僕らはもう一つの大冒険をするために銚子に向かった。

前回、あまりの厳しさに一人で挑戦するのを諦めた全長10kmの、

屏風ヶ浦をぐるりと取り巻く防波堤。

今回は釣りをしながら移動する予定。

釣った魚はゴールの飯岡漁港にあるお店でさばいて貰おうと作戦を立てた。



難なく侵入を阻むテトラを越えてコンクリートの道に乗り出す。

衛星写真を拡大するといけるはずだった。

僕らは釣竿を片手に歩き出す。



びゅん!うなりをあげて銀色のルアーが飛んでいく。

まぁ、なんとなく釣れないのは分かっていた。

いつの間にかカンカンに晴れた青空は、サカナが餌を、しかも嘘モノの餌を食べる雰囲気じゃない。

「俺さぁ、サカナさばいちゃうと食べられなくなっちゃうんだよねぇ。」

そんなこと言ってしまった自分が恥ずかしいくらい、釣れない。

でも、僕らは万に一つの可能性を信じて、ルアーを投げては歩き、歩いては釣りをしながら少しずつ先に進んだ。



次第に道は、

太平洋の荒波を受けて、ひび割れて、斜めに傾いていく。

ランニングシューズを履いた僕らは、

波に洗われるコケでツルンツルンと滑り始めた。

しかも片手には釣竿。

へっぴり腰で歩き続けた僕は、

「なぁナベちゃん、今日はこの辺にしないか」

と消極的な提案をする。

すると、僕よりは幾分へっぴり腰が軽いナベちゃんも

「いゃあ、実は俺もそう思っていたんですよね」

と、真顔で同意した。

僕らは、あえなく2km位のところで断念。

しばらくその場所でイシモチをつる地元のおじいさんと話しをした。

「その靴じゃ無理だよぉ。ずっと向こうから移動してくる姿を笑いながら見てた」

別れ際、楽しそうに靴底にフェルトを貼ったそのおじいさんは告白する。

僕らは一つの冒険をなし終えた満足感と、

達成できなかったもう一つの冒険の悔しさを胸に、

銚子を後にした。

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大成敦
ファイティングスポーツクラブ大誠塾所属
1967年10月3日生まれ
大阪府出身
血液型O型

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