イタリア・ミラノ紀行 その1
やっぱり楽だよな、直行便。
いつもは行くだけでクタクタになるヨーロッパへの出張だけど、
今回は乗り継ぎのストレスも無く到着ゲートに向かう。
出口にはジローラモさんみたいな、いかにもイタリアンってアゴヒゲをはやしたオッチャンと、
あら、レニーさん!
最近は地上波でも流れたりする、知名度抜群のコブシの効いたアナウンス。
日本のイベントで何度か一緒に仕事をさせていただきました。
「すいません、待たせちゃって。でもレニーさん早いですね?」って言ったら、
まぁビジネスですから、って。
クラッ(笑)
あぁイタリア一発目のカウンターは意外なところらから来た。
まだまだですな。
直行便で喜んでる場合じゃない。
ビジネスに乗せて貰えるくらい頑張らないと(笑)
時差ボケなのか、機内では眠れずホテルでの夜も眠れず。
朝方になってようやくウトウトしていたら、
飛び上がるようなデカい電話のベル。
通じるわけもないのにモシモシ?
なんて寝ぼけて出ると、
ツーツーって、
あれ?電話じゃないや。
強烈な音量に設定された携帯のアラーム。
一応三十分前にセットしておいたのに、
時計を見ると、なんと計量時間の10時ぴったり。
グッスリ寝ていて鳴っていたことに気が付かなかったらしい。
慌ててスーツに着替えて会場へとエレベーターで降りる。
途中から乗ってきた顔見知りのプロモーターが、
俺の顔を見て、どうした?
って聞いてきた。
何が?
って答えると、
どうやら枕に顔を埋めていた跡が、ざっくりと頬についているらしい(笑)
サムライみたいだな、
ってソイツは喜んでたけど、
キッチリとルールを守らねばならない俺としては恥ずかしい限りだった。
ちなみに時間を10分ほど過ぎて会場に入ると、
閑散とした会場には、
まだ体重計すら届いていない。
さすがイタリア。
俺にとってはテンション下がっちゃうような失態も
まるで霞んでしまうようないい加減さ。
再び、クラッと。
二発目のカウンターで腰が砕けた(笑)
お、ペトロシアンも出るのか。
なんて思ったら弟!
そっくりだな。